質問
2023年12月01日 回答
サウジがドルペッグ制を止めるところまでいくにはどのくらいの時間がかかるかりおぽんさんの見解を教えていただけませんでしょうか?
回答
サウジアラビアには2016年に打ち出した「サウジアラビア ビジョン2030」というものがあって、2030年までには石油輸出に依存しない開放型の経済に移行することを目指しています。昨年末、サウジアラビアを訪れた中国の習近平主席と「包括的戦略パートナーシップ協定」を結んだのも、今年9月にサウジのムハンマド皇太子がインドや欧州諸国と新たな経済回廊を作る覚書に調印したのも、先月、アフリカ諸国と初めての「サウジ・アフリカサミット」を開催したのも、サウジがグローバルサウス戦略を主導しているのも、僕はその一環だと思っています。
サウジアラビアがそういう戦略を取るのであれば、ドルペッグ制は足枷にしかなりません。ペトロダラーもまもなく崩れるでしょう。少なくとも人民元での決済はいつ受け入れてもおかしくはありません。ウクライナ戦争後、ロシアの石油生産企業との原油取引で人民元決済をしているという噂は確度がかなり高いんじゃないかと僕は考えています。
サウジのドルペッグ制に限界が来たんじゃないかと言われてから、もう10年近いです。サウジの現在の外貨準備高を考えれば、ドルペッグ制をやめても、サウジ・リヤルに売り圧力がかかるとも思えません。もともとサウジアラビアは1975年に採用したIMFのSDRとのSDRペッグ制を1981年にドルペッグ制にさっさと切り替えたわけですから、別にドルペッグ制にこだわるとも考えられないです。
今すぐドルペッグ制をやめる必然性がサウジアラビアにはありませんが、例えば現在のイスラエルとハマスの戦争でサウジがなんらかの威嚇を米国に行うとすれば、ペトロ人民元を認めると言うか、ドルペッグ制をやめると言うか、そのどちらかでしょう。
だから、何かきっかけがあれば、サウジアラビアはいつドルペッグ制をやめてもおかしくありません。長く持っても5年じゃないか僕は考えています。
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