地球温暖化が緩やかになる方法はないものでしょうか。

地球温暖化については僕も専門ではないので、それを承知いただくとして、地球の上層に「温室効果ガス」というものが出来て、地球が温室のようになってしまうことで発生する現象と言われています。この温室効果ガスのほとんど(約80%)が二酸化炭素(CO2)です。

この温室効果ガスによる地球温暖化の影響については、環境保護団体の試算と反環境保護派の試算との差があり過ぎて、どれが真実なのかは僕にも不明なんですが、これだけ二酸化炭素を排出するのは人間の産業活動以外にはありませんから、原因が人間であるのは間違いありません。

ただ正確に言うとすべての人間というわけでもないんです。これは日本エネルギー経済研究所(EDMC)という研究機関が算出したデータですが、世界の二酸化炭素排出量のうち、中国が28%、米国が15%、インドが6.4%で、この3カ国で世界の約半分に達します。もちろんこれらの国は人口が多かったり、GDPが多かったりするという事情はあるんですが、やっぱり多いと言えば多いです。

次いでロシア4.5%、日本3.5%、ドイツ2.3%と続くので、日本やドイツは人口やGDPの割には二酸化炭素排出量は少ないと言えます。欧州各国はフランス、イタリア、英国などだいたい1%前後、オーストラリアもそうです。

二酸化炭素排出量が多いのは基本的にG7諸国やBRICS諸国なので、この辺の国が対処するしかないんですが、いずれにしても排出大国3カ国が一番積極的に対応しないと、どうにもなりませんね。