新築のお宅を訪問することになりました。手土産は何が相応しいでしょうか。

質問

遠縁の親戚が自宅を立て替え、その新築のお宅を訪問することになりました。私は50代で、相手も同世代。手土産は何が相応しいでしょうか。場所は東京ですが、通常の手土産の他に、新築祝いを持っていくものでしょうか。なお、訪問目的は新築とは関係なく、たまたま訪問するタイミングで自宅が完成したものです。

回答

通常の手土産が何なのかによりますね。僕であれば、新築祝いにウェートを置きます。やっぱり相手は家が出来て嬉しいでしょうから、僕もそれが嬉しいという気持ちを伝えるためです。

新築祝いはお返しを考えなくてはならないので、相手のあまり負担にならないものがいいと思います。僕であれば、遠縁の親戚には3-5万円ぐらいの予算で考えます。一般的には1-3万円の予算で十分だと思います。

新築ですから、一つは家に置くものですね。もし相手が植物が好きだとわかっていれば、ちょっと良い観葉植物や栽培の簡単な蘭の花なんかです。でなければ、ブリザードフラワーやアートフラワーなんかが手間がかからず、新居に飾って楽しめます。僕は友人の新築祝いなどに髙島屋なんかによく入っている「エミリオロバ」で、「5万円ぐらい」と予算を言ってアートフラワーの薔薇の花束を作ってもらい、持っていったことがありますが、奥さまの評判は良かったです。もちろん生花の花束という手段もあります。

置いて飾るものも良いんですが、これはセンスが問われます。相手の新居のインテリアの趣向も気になりますね。それがわかった上でならいいかもしれません。僕は友人の奥さまが我が家に遊びに来た時、いつも「素敵だ」と言っていたアンティークのランプを、これは新築祝いではありませんが、お祝い事で持参したことがあります。これはビックリされていましたが、とても喜んでくれました。こうしたものを贈る時、「置くもの」は良いんですが、「壁に掛けるもの」は、新居の壁に穴をあけないといけないので、避けるべきだと思います。

次いで、新居で「使えるもの」ですね。相手は新居を建てて使うものも一新したいだろうけれど、資金的にそこまで手が回らない筈です。奥さまと話が出来るなら、彼女が欲しい鍋などの調理器具、良いティーウェアやガラス食器などです。親友が家を建てた時は、僕はあんまり嬉しかったので、「バカラ」のタンブラーのセットを持って行ってしまったことがあります。

これらでどうにもこれはというもの選べなかったら、最後の手段は「消えるもの」です。良いワインやシャンパン、特別に美味しいお菓子などです。これを持ち込んで、乾杯すればいいと思います。これが相手の精神的な負担に一番なりません。最初にだいたいの予算の目安は書きましたが、これはあなたの気持ち次第です。ただあんまりチープなものを持っていくと、相手が困るので、それなりのものを持っていくか、でなければ、ワインやシャンパン、あるいは店の人に任せて花束を予算に合わせて作ってもらって持っていくのが無難だと思います。