質問
今まで使ってきた中でお気に入りのカメラやレンズはありますか?理由も知りたいです
回答
これはまず長年の愛機「Nikon F3」を挙げないと始まりませんね。記者として取材カメラが必要になった時、購入して銀塩カメラ時代に使い続けたカメラです。このカメラの良さはいろいろあるんですが、とにかく頑丈であること、そして緊急用のメカニカルシャッターを装備していることは重要でした。
実際僕は取材中に何度もカメラを叩き落とされていますが、このNikon F3はびくともしませんでした。そして取材用のカメラの絶対条件は、決定的瞬間を取り逃さないことです。ピンボケでも良いから「撮れていること」が大事なんです。万が一取材中に電池切れを起こしても、このNikonは1/60のシャッタースピードで「ぜったい」シャッターが切れます。その一方、AEも装備しているので扱いやすかったです。
このほか、このNikonにはプロユースに対応した機能がいろいろありました。当時のNikonのフラッグシップ機ですから安くなかったですが、「ボーナスが出たら買っておけ」と先輩記者に言われたので、ボーナスはたいて買っています。このカメラは「モノとしての信頼性」が違うと思います。これはもう使っていませんが、もし「撮れなかったら命がない」撮影であれば、今でもこれを持ち出すかもしれません。
このカメラにいつも装備してあったのが「これNikkor 50mm F1.4」です。たぶんセットで買ったと思います。「ズームレンズよりまず50mmと35mmの単焦点レンズをきっちりと使いこなせるようになれ」と教えられたからです。F1.4なので明るくて良いレンズです。
僕が自分のカメラを持って鉄道などの写真を撮り始めたのは小学生の頃からですが、ずっと使っていたのはごくふつうのコンパクトカメラで、次いでオリンパスの「Pen FT」というハーフサイズカメラを叔父のお下がりでもらって使ってきました。でも、せっかく高価な「Nikon F3」を手に入れたので、プライベートでも使わなければ損だと思って、交換レンズもいろいろ揃えています。「Nikko 35mm F2」が一番使ったレンズかもしれませんが、僕にとって思い出深いのが「Nikkor 55mm F2.8」というマクロレンズです。ボケ足がキレイなレンズで、僕が今も趣味にしている植物の写真撮影ではなくてはならないレンズでした。
ただデジタル時代になってNikonの対応が出遅れた結果、僕のカメラ歴の漂流が始まります。キャノンのプロユースのデジタルカメラを最新機種が出るたびに買い替えてきました。そして現在、落ち着いているのがライカです。
現在の愛機は「ライカM11」というものです。当然レンジファインダーです。ライカの良さはこれはもう「ライカでしか撮れないものがある」というしかありません。ちょっとピンが甘くたってなぜか味がある写真になる、それがこのカメラです。使いこなすのにちょっと慣れが必要ですが、慣れると「狙ったとおりの写真が思ったとおりに」撮れます。安くはないカメラですが、これがあまりに大きいです。僕はライカにハマってしまった結果、逆に銀塩時代の中古のライカにまで手を出してしまいました。
ヨドバシカメラの創業者である藤沢昭和前社長に大昔インタビューした時、机の後ろの棚にズラッとライカのカメラが並んでいて、将来の事業構想より、それを1台1台取り出されて、熱心にライカの魅力を力説されていたのを不思議な気持ちで見たものですが、今ならおっしゃったことにいちいちうなずけます。僕が知り合ったプロカメラマンにもライカの愛用者はけっこう多かったです。デジタル時代のライカはもうダメだという方もいらっしゃいますが、そんなことはないと思います。
レンズの性能が良いのもライカの特徴で、現在多用しているのが「ズミルックス 35mm F1.4」と「ノクティルックス 50mm F0.95 」「ノクティルックス75mm F1.25」の3台です。このうちノクティルックスの2台は非常に明るいレンズで、絞りを開放してポートレートを撮った時の被写体の浮き上がり方が絶妙です。僕の写真が女性陣に評判が良いのは半分以上このレンズのおかげです。
もっとも古い「ズミクロン50mm F2」など、ライカには良いレンズがいろいろあります。サードパーティ製のレンズを着けたって悪くありません。
ただこのライカM11ではカバー仕切れない写真があります。構造上の理由で望遠レンズもマクロレンズもあまり適さないからです。僕の趣味である野鳥撮影や花ドアップの撮影には弱いです。一応「アポテリート135mm M3.4」や「マクロエルマー90mm F4」も購入してありますし、レンジファインダーを諦めれば望遠レンズにも対応できるようですが、やっぱり僕はレンジファインダーを使用したいです。
そこでこうした用途でサブのカメラとしてキャノンのEOSを使い続けています。今の手持ちは「キャノンEOS-1D X mark Ⅲ」というプロユースのカメラです。ライカM11のような独特の味わいはないですが、きちんと作られたとても良いカメラだと思います。ただ一眼レフからミラーレスへの移行が急速に進んでいるので、これが最後の一眼レフになりそうです。
連写1秒最大16枚、シャッター速度や連続撮影可能枚数、AF測距点の多さなど、取り回しに優れたカメラです。もちろん「Digic X」という映像エンジンも素晴らしいものなので、日本のデジタル一眼レフの最後を飾るにふさわしいカメラでしょう。まだ暗い明け方に超望遠で野鳥を狙う時なんかにこのカメラの実力を感じます。ただやっぱり一眼レフなので大きくて重くてかさばりますが。
野鳥撮影に常用しているのが「RF100-300mm F2.8」と「RF400mm F2.8」「RF800mm F5.6」の3本、これに間もなく「RF200-800mm f6.3-9」が加わる予定です。ちょっと暗いレンズですが、安くて便利そうではあります。これらは仕事でサッカー選手などをフィールドから撮影するのにも使ってきました。
標準で着けてあるのが「RF50mm F1.2」。納得がいく良いレンズです。これと「RF28-70mm F2」「RF15-35mm F2.8」を持ち歩くというのが僕の基本構成。必要に応じて「RF85mmF1.2」も持って行きます。やっぱりレンズは単焦点の方が味わいが出ます。
マクロレンズは「RF35mm F1.8Macro」と「RF85mm F2 Macro」を使い分けていますが、マクロではもう1台、タムロンのタムキューこと「SP 90mm F2.8 Macro」も独特のボケあしとキッチリとした描写力でなくてはならないレンズです。これは大昔から使ってきたのでもう何台目になるかわかりません。
車の時は、以上のカメラのほとんどを積み込んで出掛けています。これにカメラ用とレンズ用のジッツォの三脚を持つというのが基本です。
ただ「ライカM11」も「キヤノンEOS-1 DX mark iii」もとてもお手軽とは言えないカメラです。このためもう1台、カメラ女子御用達の「オリンパス Pen EP-7」を僕はよくバッグに忍ばせています。気軽に街を撮るのには最適なカメラだと思います。
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