とある学習塾の教室長をしている者です。｜東大ぱふぇっとの米国株投資ブログ

質問

とある学習塾の教室長をしている者です。
塾で働いていると、どうしても
「結局、やる気のある生徒の成績はあがるし、やる気のない子の成績は上がらないんだ」という結論に至ってしまいます。
成果も出ていないのに、授業料だけもらい、親御さんの安心のためだけに授業をしてる気がして、嫌になることがあります。

それでも「社会貢献のため」と思って、子供たちに「できないこと」が「できるようになる」という経験をさせ、自信をつけてあげたい、という思いで塾で働き始めました。

でも、その目的が果たせていません。

目的とアプローチが一致していないんでしょうか。

回答

「やる気がある子」の成績は、本当は別に塾に行かなくても上がるんです。親がちょっと手伝ってあげるだけでいいんです。だからサクッと塾の人が勉強のやり方を教えるとサクッと上がって手離れが良いし、塾に取ってはコストパフォーマンスが良いんです。

プロの教師になりたいんだったら、コストパフォーマンスが超悪いですが、少人数、出来れば家庭教師になって、「やる気がない子をどうやってやる気にするか」マンツーマンで研究してください。これは塾の教室長では身に付けられません。効率が悪過ぎるんです。あれは田んぼを耕すのと一緒ですから、伸びない芽はつまみ取るしかなくなるんです。

1対1でこれを成し遂げると、すごい達成感があるし、あなたが一皮剥けますよ。それがあなたに取って経済的に可能ならですが。僕は都内の3流私立高で成績下位のやる気のない生徒の大学受験の家庭教師を請け負い、モチベーションアップから始めて、結果的に慶應義塾大学に合格させられた時、それを感じることが出来ました。僕はこの経験があるから、「僕にやらせれば誰でも早慶までならなんとか出来る」と豪語出来るんです。それでノウハウを身に付けられましたので。