最近、日経も調整し始めている最中ですが、なぜグロース指数が一番下げているのでしょうか。

日本のグロース株って、時価総額も低いし、流動性も乏しいところが多いです。そもそもその事業の先進性や優位性で成長を見込めるところが少ないんですね。だから外国人投資家も機関投資家もあんまり手掛けません。主幹事なんかが長期保有するか、空売りにまわって小遣い稼ぎをする場合が多いです。買うのは日本の個人投資家ばかりということになります。

そしてグロース株は何かあればサクッと上がりますが、下がる時は下がりやすいです。ですから、調整を予想した時、優良大型は長期保有にして、グロースをいったん手仕舞う行動に出る個人投資家がいます。かく言う僕もその1人で、昨年秋の調整を予想した時は7-8月にすべてグロースを手仕舞い、今回も昨年秋以降に買った日本のグロース株を3月から4月頭にかけて、すべて手仕舞ってしまいました。

こういう行動に出る投資家が少なからずいるので、グロース株は調整になると下げやすいんじゃないでしょうか。日本にはまだ長期で握りしめたい本物のグロース株というものが、ほとんどありません。イミテーションばっかです。