質問
ネドベドは好きな選手でしたか?
回答
おお、君はサッカーがなかなかわかっているじゃないか。とても良い選手だったよね。テクニックが格別高かったわけではないけれど、信じられないほど疲れ知らずで、ゲームへの貢献度が高いミッドフィルダーだった。後半になっても前半と同じレベルで走り回るので呆れたもんだよ。ムダとは思わず、献身的に何度もポジションを上げ下げして、短いダッシュを繰り返した。「自分の趣味は(サッカーの)練習」と答えるほどの努力家だった。得点をたくさん稼いだ選手ではないけれど、「コイツがいると頼もしい」と思えたよね。僕はセリエAではユベンティーニ(ユベントスサポ)なので、ラツィオ時代のネドヴェドがとても嫌だった。それがユーベ移籍を決めたんで、大歓迎したよ。
1990年代にリッピのもとでジダンやデルピエロ、インザーギなんかが活躍してユーベは黄金時代を迎えるんだけど、その後の世代交代に失敗して、アンチェロッティの元では低迷する。その後、リッピが返り咲くんだけど、この時にやったチーム大改革でジダンやインザーギを放出、その代わりに獲得したのが、ネドヴェドやリリアン・テュラム、ルイジ・ブッフォン。彼らを獲得して、ラベッキア・シニョーラにまた素晴らしいシーズンがかえってくる。
だがユベンティーニには思い出したくもない「カルチョポリ」という事件が2006年に起きる。その結果、ユーベは前年のスクデットを剥奪された上に、セリエBへの降格処分を受けてしまう。テュラムやザンブロッタ、ヴィエラ、そしてカンナヴァーロまで移籍してしまう。監督のカペッロまで去ってデュシャンに代わり、しかも勝ち点でハンデを持たされてのセリエB開幕になった。これはもう何年もセリエAには復帰できないと僕は覚悟を決めたよ。
でもこの時、ユーベを見捨てなかった数少ない主力選手の1人がパベル・ネドヴェドだった。デルピエロやブッフォンも残ってくれた。この時、ネドヴェドはもう30代も半ばで選手としての盛りを過ぎていた。それが「世話になったチームに恩返しがしたい」という理由で残留を決めて、セリエBで大活躍。得点王になったデルピエロとともに、チームを1年でセリエAに復帰させる原動力になった。めちゃくちゃ熱い選手だった。そしてユーベをセリエAに復帰させて数年で現役を引退する。
ラベッキア・シニョーラのサポーターにとってはもはやただの一選手ではなく、チームを救った恩人のような存在でもある。だからチェコ人なのに、引退後はユーベの副会長なんかに起用されたんだよね。ACミランとフランコ・バレージとまではいかないけれど、それに近いものがあると思うよ。
現役時代、スクデットもバロンドールも取っているけれど、彼の夢だったチャンピオンズリーグの優勝カップはついに手にできなかった。2003年のチャンピオンズリーグでは優勝寸前まで行くんだけど、ネドヴェドは準決勝のバルサ戦の終わり間際でイエローをもらって、決勝のACミラン戦は累積警告で出場できなかった。そして試合はPK戦でミランに負けてしまう。この年にもらったバロンドールをネドヴェドは「残念賞」と言って悔しがった。
すっかりチャンピオンズリーグではベスト16での敗退が定位置になった最近のユーベだけど、あの酷かったデッレアルピからせっかく自前のスタジアムに変わったことだし、ネドヴェドがいるうちにもう一回輝きを取り戻してもらいたかった。そしてもう一つの応援チームであるバルサとチャンピオンズリーグの決勝戦を戦って欲しかった。その時は、万難を排してゲームを生観戦しにいくつもりだったんだけど、ユーベは今、またもや不正会計疑惑で首脳陣が総退陣するという異常事態を迎えている。
現在、会長にプラティニ、副会長にデルピエロを据えるという情報がイタリアのスポーツ紙で報道されている。UEFA会長もやって「もはやサッカー界に関わることはない」とフランスの週刊誌では言っているプラティニや、実業家として米国で成功しているデルピエロが、今さらユーベの運営に携わるかどうか眉唾物だと僕は思っているけれど、ユベンティーニにとってはこの2人とネドヴェドはビアンコネーリを語る上で欠かせないレジェンド。2006年以来の非常事態を、ユーベOBの総力をあげて全力で乗り切って欲しいと切に願っているところなんだ。
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