質問
私はAIと半導体銘柄を沢山持っている投資家です。
SMCIの第三四半期決算は売上高の予想は下回ったものの前年同期比+200%の脅威的な伸びでした。
ガイダンスも予想を上回りまだAI向け半導体の隆盛は続きそうです。
一方でAIを利用したビジネスは十分にマネタイズできておらず、上手くいっているのはMicrosoftのCopilotぐらいではないかと思います。半導体への投資は企業業績の重荷になってきているようですし、AIブームはどこかでコケそうではと思いますが、ぽんたまるさんはどのような見方をされていますか?
回答
「2027年までに生成AIに頼った顧客対応を続ける企業の80%が顧客離れを引き起こす」「欧州議会が今年3月13日に包括的なAI規制法案を可決させ、米国でも議会でAIに対する規制法案作りが進められている。中国についても同様の動きがある」「AIに対するガバナンスを日本企業も早急に進める必要がある」ーー以上がハイテク関連の調査会社として著名なGartnerがつい最近出したレポートの骨子です。
Gartnerが言うことがすべて正しいとは思いませんが、米国の他のハイテク専門の調査会社やシンクタンクも同様のレポートを出し始めているので、生成AIブームは「ちょっと待てよ。このままでいいのか」というトレンドになってきた気がしています。
以上のような状況を踏まえて、僕自身はAIの中期的なIT企業や半導体企業の業績への貢献が、少し高く見積もられ過ぎていると現状を判断しています。今は元が小さいのでとんでもない成長率が出ますが、これはいつまでも続くものではないです。
能天気に「生成AIがぁ」と騒いでいるのは、本当はAIやハイテクがぜんぜんわかっていない証券アナリストとかぐらいでしょう。彼らは勉強不足ですね。
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