【直近の金利上昇の要因とは?】
まだ利上げは実施される?
10年債金利が5%の水準まで高くなってきましたね。
直近の高値を超えてリーマンショック前の世界線の水準に戻ってきています。
昨年よりインフレ率が低くなっているのに、金利が上昇していることを疑問に思っている方もいるかと思います🐰
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現在の金利上昇はファンダメンタルズ要因ではなく需給要因です。
需給で金利が上昇をしている、つまり米国債の供給が多く需要が少ない状態で債券価格が下落している(=金利が上昇している)ということを意味しています。
供給面に関しては金利が高くなっていることもあり、米国の債務は急激に上昇しており、大量に債券が新規発行されています。
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一方の需要についても深刻な状態になっています。
今までは主な債券の買い手であったFRBもご存知の通りQTを行っており、米国債をむしろ売却している側になっています。(≒主に償還期限がきた債券を借り換えない)
更に投機筋が大量に空売りを行っていることが深刻な需給の悪化を招いています。現在、ヘッジファンドのショートポジションはNetで5000億ドルの水準となっています。(以下の図は8月時点でのGrossの数値ですが如何に急激なショートの積み上げかということがわかりますね。)
このヘッジファンドのショートを支えているのは、皆さん何度も聞いたことがあるかと思いますがリバースレポ(以下:リバレポ)です。
リバレポについてはまた別の回で詳しくお伝えしようと思います。
リバレポに預けているMMFが、リバレポよりもわずかに高い利回りを得られる債券に魅力を感じて資金を移しています。
それが投機筋のショートを支えているという図式になっています。
最大2.6兆ドル備蓄してきたリバレポが3月末からわずか7ヶ月足らずで半分以下になり、1.2兆ドル(=180兆円)を放出して需要を支えています。
ちなみに前回のQTを行なっていた2018年から2019年は、リバレポ残高がなく需給を支えることができず、短期間でQTを諦めなければいけない事態に追い込まれました。
同じ失敗を踏まないように当局が学習しているのがわかりますね🐰
最近はリバースレポの残高の減少速度は早まっており、このペースでいくと早ければ3ヶ月、遅くとも半年以内にリバレポは枯渇します。
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しかし、この期間に「FRBがターミナルレートに到達したというアナウンスが発表される」又は「市場が既にターミナルレートに到達したというコンセンサスが固まった」という事態となったらどうでしょうか?
実際、FF先物から考えると既にターミナルレートに達すると市場は織り込んでいることが分かります。(ただ、依然として追加利上げを見込む向きも存在しています)
今後、これ以上政策金利が上昇しないと市場が確信すれば、積み上げたショートを一気に解消する動きが起こり、急激に債券が買われるという状況が発生します。(=金利が下落します。)
ここまでの金利の急騰の巻き戻しなので、急激な金利の低下を招くことは容易に想定できます。
すると当然、インフレの再燃を招くおそれを抱いて、FRBは急いで牽制の意味も込めて利上げを実施せざるを得なくなるという可能性も十分に考えられます。
すると、想定外の利上げにより市場は混乱し株価を調整させるというシナリオも十分考えられるのです。
ここまで説明してきましたが、実は私が更に発生しうるであろうと考えているシナリオも存在します。
このケースの場合は現在の金利水準よりも高くなり株価を大きく押し下げていく可能性があります。
このシナリオについて知りたいという方は、今回のツイートを「いいね」「リポスト」してくださいね🐰
需要があれば解説を作ろうと思います。
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