東大ぱふぇっとです。
突然ですが、「アラブのバフェット」と呼ばれる世界的投資家、アルワリード王子ってご存知ですか?
サウジアラビアの王家サウード家の一員にして投資家で、なんと2000年代のフォーブズ世界長者番付ではTop10の常連でした。
当然アラブ世界ではNo.1のお金持ちでした。
アメリカ人(及びアメリカへの移民)以外で最も成功した投資家ともいわれてます。
これまでシティグループ、アップル、ディズニー、ツイッター等、超有名な上場企業への投資で財を成したこともあって、「アラブのバフェット」と呼ばれる男なんですよね。
また、2015年には自身の全財産を段階的に寄付することを公表していて、その額は当時の為替レートでなんと約4兆円()
今回は、そんな彼がどのようにして富を築いてきたのか、どのような投資を行ってきたのか、彼の半生を振り返りながら見ていきたいと思います。
今回は3連載の第1回目です。
生誕から大学卒業まで(~1970年代)
アルワリードの生まれは1955年3月7日。
祖父はサウジアラビアの初代国王アブドゥルアズィーズ・イブン・サウード。
父は王位継承権を放棄したタラール王子、母はモナ・アッ=スルフ(父はレバノンの初代首相リヤード・アッ=スルフ)です。
アルワリードの両親は早くに離婚し、アルワリードは母と共に母の母国であるレバノンで少年期を過ごしたみたいです。
大学時代は渡米しカリフォルニア州のメンローカレッジを1979年(24歳)に卒業しました。
少年期、青年期は特に目立ったエピソードもないのでサクッと行きますね。
起業(1980年代)
大学卒業後はサウジに帰国しました。
そして1980年、当時25歳のときに父からもらった3万ドルを元手に、Kingdom Establishment社を設立(後にKingdom Holding Companyに改名)しました。
会社設立当初のビジネスは契約締結などの仲介業務。
但し、その報酬は現金ではなく取引会社の株式で受け取っていたそうです。ここら辺から株式投資家としての片鱗を見せ始めますね。
彼の最初の成功は1982年(27歳)の時で、韓国の建設会社との巨額の取引だったそうです。
そして彼はそこから得た報酬をひたすら不動産と株式への投資にあてたみたいです。
そんな中、1986年(31歳)にオイルブームが終焉し、業績の悪化していたUnited Saudi Commercial Bankを買収しました。
彼は同社の経営のかじ取りを行い、見事に再建していったのです。
同社はその後、幾度かの合併を繰り返し、後に中東を代表する銀行になったほどです。
そんなこんなで、1989年(34歳)には彼の資産は14億ドルまで膨れ上がりました。
当時のサウジアラビア経済はイケイケどんどんで、株式も不動産価格もうなぎのぼりに上がってたみたい。
かねてから不動産や株式をたんまり仕込んでいたアルワリードは、そういった強烈な追い風に見事に乗ることができたんだろうなぁ。。。
ここで、彼の投資哲学を紹介しましょう。
厳しい時期を経て確立された強力なブランドを保持する企業に対し、割安になったタイミングで投資をする
はい、バフェットですね。
まあバフェットを真似たというよりは、これが億万長者になるために必要な投資マインドなのかもしれませんね。
さて話を戻します。
その後彼の投資対象の中心は米国企業にシフトしていきます。そして1989年、アルワリードが34歳の時に大勝負にでます。
後にアルワリードの代表銘柄と呼ばれる米銀行大手シティグループ株に巨額の投資を行ったのです。
この投資によりシティ全体の4.9%を取得しました。
当時、不良債権に苦しんでいたシティグループは、アルワリードの投資後もなかなか業績が回復しません。
しかし、アルワリードはその後もシティへの投資を積み増し、1991年には彼の全資産の半分ほどに当たる797百万ドル迄投資をつみまし、持ち分は15%にまで達し筆頭株主となりました。
その後シティグループは見事に業績を立て直し、株価もV字回復しアルワリードは巨額の富を得たのです。
ちなみにシティグループは現在も彼のコア投資先として保有中です。まさに永久投資先。
グローバル企業に続々投資(1990年代)
1990年代前半は、 Saks Fifth Avenue(高級デパートチェーン)、Fairmont(高級ホテル)、Four Seasons(高級ホテル)、ユーロディズニーなど、強力なブランドを持つ企業に、数百万ドル単位の投資を続けました。
更に1995年(40歳)には、Kingdom社の社名を冠した超高層ビル、病院、学校などをサウジ国内に建設することを発表。
1997年(42歳)には、スティーブジョブズが復帰する直前のアップル株を5%取得し、筆頭株主に。
当時、倒産寸前とまで言われたアップルをスティーブジョブズが立て直し、その後iPodを発売し再び息を吹き返したのはご存じの通り。
ちなみにアルワリードは2005年にアップルを売却したとされていて、投資額を15倍程に増やしたみたいです。
まとめ
- 「アラブのバフェット」と呼ばれるサウジアラビアのアルワリードの半生の一部を紹介。
- 25歳で起業後、事業で稼いだお金で不動産や株式を買いまくる。サウジアラビアの好調な経済も後押しして34歳時点で資産は14億ドルに。
- そしてその34歳の時に大勝負。米銀行大手のシティグループに資産の半分をつっこむ巨額集中投資。これが成功して億万長者へ。
- 他にも、初期の頃のアップルに投資していたり、欧米の有名ホテル等にも投資をして成功を治めた。
- 更にサウジ国内でもホテルや病院、学校を建設し、実業家としても成功。
うまくいきすぎ!と思うかもしれませんが、当然この間大きな失敗も何度も繰り返してるんですよね。
さて、次回は2000年代以降のアルワリードと彼の現在のポートフォリオについてみていきます。
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