シンガポールも医療体制は整っているのですか？｜東大ぱふぇっとの米国株投資ブログ

質問

シンガポールも医療体制は整っているのですか？私も持病がありますが、外国の医療体制はどうなのかわからず、海外転勤とか言われたら怖いです。

回答

医療体制というのは国によって非常にバラツキがあります。シンガポールは平均的な医療水準が高いです。また日本人のドクターもけっこう勤務しているので、探せば日本語で受診することもできます。

一般市民が行く公立の総合病院と富裕層御用達の私立総合病院がハッキリと分かれているのがシンガポールらしいところです。公立病院の医療の質が低いというわけではなく、特にシンガポールジェネラルホスピタル(SGH)はニューズウィークの世界のベスト病院のベスト10の常連です。このランキングで日本は最新号では16位だった東大附属病院が最高位ですから、その質の高さがわかるでしょう。

一方、富裕層御用達の筆頭格のMount Elizabethは待たずに診てもらえる予約診療で、高級ホテル並みのホスピタリティが売り物です。VIPとして予約すれば、一般の待合室や診察室ではなく、プライベートラウンジで直ぐに診察してもらえるそうです。なぜかラグジュアリーな病室にはミニバーまであるんだとか😇。

医療では、公立病院が日本の病院と同じように初診医が診て、その後担当医が引き継ぐスタイルであるのに対し、シンガポールの私立病院は、患者が専門医の◯◯先生に診てもらいたいと指名できるのが大きな特徴。先進医療やシステムも整っています。さらに心臓移植手術などで患者から欧米の高名な専門医に手術してもらいたいというリクエストがあれば、招聘して手術を委ねる場合もあるんだとか。当然これは医療費に跳ね返りますから、マウントエリザベスはさまざまなコストがかかってくるわけです。そして医療保険がカバーする範囲がややこしいです。場合によっては保険適用外になる部分もあります。

ただいぜれにせよシンガポールは日本並みかそれ以上の医療が期待できます。