質問
2025年08月31日 回答
ご相談があります。
両親が今年還暦を迎えます。
退職金等を含めて5000万近く資産はあるそうですが、預金のみで株などの有価証券は持っていないようです。家は持ち家で田舎の為価値はほとんどないと思います。
今後、物価高騰が見込まれる日本において資産を守るためにはどういった行動をするのが良いと思いますか?
一応金を勧めたりはしています。
ご回答いただけたら嬉しいです。
回答
インフレが進む日本にあって、ほとんど利子が付かない銀行預金はインフレ率分、目減りしていきます。しかし逆に言えばインフレ率以上は減らないということです。手元流動性なども考えて、生活防衛資金は一定額、預金で残しておき、国債などほぼノーリスクの利子の付く商品で運用するというのがまず考えられます。
次いで短期的には元本を割り込むことはあっても、中長期的には利益が出る可能性が高いインデックス商品や金などで運用して、資産を増やしていきます。ここでだいたいの目標利回りをコンサバに設定します。当然、上下する可能性がありますから、相場が良い時に利益を確定する。ですから近々使う予定のある資金は避けます。
その上で、この資金を何年後にいくらにしたいのか考えます。そしてノーリスク資産と低リスク資産のウェイトを調整します。この結果、ノーリスク資産と低リスク資産では目標額にいかないと判明したら、一定額をリスクを取る資産に割り当てます。個別株や仮想通貨などが投資対象として考えられます。これはごくごく少額でいいはずです。もちろんナシでも構いません。
おそらくご両親にとってこの資金は虎の子でしょう。守るべき資金、手堅く運用する資金、リスクを取る資金に分別して、最悪でも元本を割り込まない可能性が高い運用をする。僕ならこういう考え方をします。ご参考までに。
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