9月の相場まとめ！10月の相場はどうなる!?

【9月の相場まとめ！10月の相場はどうなる!?】

9月はアメリカの労働市場の悪化が目立ち、景気後退が懸念されました。

8月に続き9月の相場も大きく荒れましたが、無事に安値で仕込むことができましたね！

9月を簡単に振り返りつつ、10月の重要ポイントを解説していきますね。

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【日本側の動き】

7月末に行なった0.25%の利上げ以降、日銀は年内の追加利上げに慎重な姿勢を見せています。

今回発表された声明文では為替変動に関する文言が新たに追加されていました。

為替変動にずいぶん慎重になっている様子ですね。(以下抜粋)

→「とくに、このところ、企業の賃金・価格設定行動が積極化するもとで、過去と比べると、為替の変動が物価に影響を及ぼしやすくなってる面がある」

会合後の記者会見にて利上げに対する記者の問いに、植田総裁は「米経済の動向を重視する」と何度も返答を繰り返していました。

当分、日銀は利上げに舵を切れなさそうですね。

→「米経済を中心とする世界経済と、それを映す金融資本市場の動きが不透明であり、今後の見通しを難しくしている。直ちに見通しの角度が高まった、すぐに利上げだ、ということにはならない。」

→「日銀の見通し通りに経済は動いているが、米国経済の先行きが若干不透明性を高めている。」

→「最近の為替動向を踏まえると、円安に伴う輸入物価を受けた物価上振れリスクは相応に減少している。」

金融決定会合後、日本は総裁選に突入します。

迎えた自民党総裁選では、石破氏が有力候補の高市氏に勝利。第28代自民党総裁に就任しました。

これにより金融市場は大混乱。ドル円並びに日経平均先物株価指数が大幅下落しました。

・金融市場が「高市トレード」に注目しすぎたこと。

・第1回投票で高市氏が1位になり、金融市場を更に煽ってしまったこと。

上記2点が大きなボラティリティを生んだ要因と考えられます。

兼ねてより、石破氏は金融所得課税の強化や法人税の増税に前向きな発言を見せてました。

石破氏の掲げる政策は株式相場への逆風を示唆させたことも暴落の後押しになったと思われます。

しかし石破氏が掲げる公約を見ると日本経済にとっては良い印象を抱くものが多く、個人的には石破政権が少し楽しみなんですが、「日本終了」などの残念なワードが飛び交っていますね。

私はしっかりとド底で日経に買いを入れ、しっかりと利益を出すことができました。

大衆に惑わされたりせず、勝ち続けている専業投資家である私を参考にするのが良いですね！

私の相場予測やポジションはnoteで公開しているので、興味があれば見てみてください！

 

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【アメリカ側の動き】

日銀はアメリカ経済に注目しています。8月に引き続き9月も10月も失業率の上昇リスクに直面しています。

全世界が注目したFOMCにて、FRBは0.5%の利下げを実行。金利先物市場に0.5%の利下げを無理やり織り込ませたように見えた点が不可解です。

FRBが発表した資料によると、2024年政策金利見通しは0.75%以下の利下げグループと1%以上の利下げグループで綺麗に二分しています。

このことからFOMC19名（投票できるのは12人）の中で利下げに大きく意見が分かれていることが分かりますね。今のFRBは１枚岩ではないようです。

FOMC後の記者会見にて、パウエル議長は今回の利下げに対し保守的な姿勢を見せています。

→「0.5%利下げは後手に回ったことを意味するものではない。むしろ後手に回らないようにする決意の表れだ」

→「米国経済は良好な状態であり、本日の決定はそれを維持するものである。」

→「今後の利下げは労働市場次第であり、会合ごとに慎重に進めていく。」

10月はFOMCがありませんが、月の最初にFRB当局者たちの発言イベントが集中しています。

特に0.5%の利下げに反対票を出したボウマン理事の発言が3日に控えています。こちらは大きな注目を集めそうですね。

10月も9月同様、労働市場が米国経済の鍵を握ってそうです！

現在、求人者数と失業者数がデットクロス間近の状況です。

加えて直近で発表されたPCEデフレーターによると前月比で個人消費が下落傾向です。

雇用統計では失業率に加え、平均時給も注意深く見る必要がありそうですね。

 

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