【リスクが低くリターンを狙える債券投資のやり方！】
🌟TLTやTMF、2621の弱点を克服する！🌟
債券投資として一般的によく用いられるのがTLTや為替ヘッジ付きの2621があります。レバレッジを掛けたい人はTMFも使っていますね。
ではTLTやTMFはどのような債券を投資対象としているのでしょうか？
TLTを運用しているiSharesの説明を見ていきましょう。
The iShares 20+ Year Treasury Bond ETF seeks to track the investment results of an index composed of U.S. Treasury bonds with remaining maturities greater than twenty years.
(和訳)
iシェアーズ20年超長期債ETFは、残存期間が20年を超える米国債で構成されるインデックスの投資成果に連動することを目指す。
つまり20年債以上の米国の超長期債に投資をしているということですね。当然、30年債なども組み入れています。(※超長期債券は償還期間が10年以上の債券のことを指します。)
さて、満期までの期間が比較的短い2年債と、30年債などの超長期債では、価格の決定原理が大きく異なります。
2年債は政策金利の影響を大きく受けます。一方で30年債などの超長期債となってくると、数年スパンで上下動を繰り返す政策金利の影響は小さいのです。
かわりに長期の経済成長の見通しや、期間が長くなることで高まる不透明性に対するリターンであるタームプレミアムの影響が大きくなります。
そのため、2年債利回りが低下する一方で、30年債利回りが上昇するケースもあり得ます。
つまり、2年債の価格が上がって儲かるけど、30年債の価格は下がって損することがあり得ます。
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【2年債利回りが下落して30年債利回りが上昇するケース】
では具体的にどのようなケースのとき、2年債利回りが下落して30年債利回りが上昇するのでしょうか？
あくまで1ケースではありますが紹介していきますね。
直近で利下げサイクルが加速するような経済指標が出たとします。
すると利下げへの圧力が高まり2年債は下落していきます。
ただ、1970年代のようにインフレ再燃への懸念がくすぶっている現在の状態ではどうでしょうか？
利下げや金融緩和の再開はインフレ再燃を想起させて30年債利回りは上昇する可能性もあるのです。
さらにタイミングが悪く戦争などで原油価格が上昇するとインフレ再燃懸念がより高まります。
つまり、景気後退とインフレがセットで到来するスタグフレーションの場合、2年債利回りが低下するものの、30年債金利が上昇するケースも十分考えられることになります。
(※今後スタグフレーションになると断定しているわけではないので注意してください)
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【2年債を投資対象としたETFの弱点】
ここまでの話をまとめると、リセッションを見込むのであれば比較的満期までの期間が短い2年債に投資する方が勝率は高くなるということになります。
ただ、比較的満期までの期間が短い債券の場合は値動きが少ないという弱点があります。
以下は1年債から3年債を投資対象としているSHYの値動きです。
ここからゼロ金利になったとしても、わずか4.5%しかリターンが得られません。
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【超重要なまとめ図！】
ではどうしたら、勝率高く大きなリターンを獲得することができるのでしょうか？
その答えは以下の表の中にあります。
✅30年債は値動きが大きいので、大きなリターンを狙えるが、大きな損失になる可能性もある。
✅ここまで解説してきたように、勝率は2年債の方が高い。
✅だけど、2年債は値動きが少ないので、30年債の方が利益は出やすそう。
✅だったら、勝率が2年債にレバレッジを掛ければ良い！
✅高い勝率で、高いリターンをゲットできる！！
値幅が小さかったとしても、勝率が高いものにレバレッジをかけることで、リセッション突入期に大きなリターンを獲得することが可能となります。
ではどのようにレバレッジをかけるのが良いでしょうか？
SHYなどの債券ETFにレバレッジをかけたとしても得られるリターンは限られます。
更に雇用統計などの時間外に発表される指標の時にトレードすることができません。
短期債でリターンを得るのであれば、レバレッジをかけたCFD取引を行うのが合理的な選択肢となります。
CFDであれば時間外であっても即座にポジションを変更することができます。
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