「社交となると、女性はこういうクラブの力を借りずともどんどん入っていけるものですよ。」と仰っていましたが。

質問

2025年07月29日　回答

「社交となると、女性はこういうクラブの力を借りずともどんどん入っていけるものですよ。」と仰っていましたが、これは仮に男女で同じスペック（見た目、語学力、教養、コミュ力等）の人がいた場合、男性はクラブの力が絶対に必要（あるいはなければ到底難しい）で、女性は必要としなくても入れる可能性が高い、ということでしょうか？
あるいは、女性の場合は社交クラブの男性が引き上げてくれる、ということなのでしょうか？

回答

広い意味での社交界=社交の場があって、その一つとしてジェントルメンズクラブという社交クラブがあると考えてください。社交界も社交クラブも、入らなくては生きていけないものじゃありませんから、一般庶民には無縁です。そもそも入るとっかかりがないんです。そういうふうに出来ています。

一番確実なデヴュールートは社交クラブに加入することなんですが、この多くは今も男性オンリーです。男性の場合、この社交クラブに入れないと、「仲間うち」になかなかなれないと思います。

その点、女性は社交クラブに入らずとも、社交界にデビューするルートがいくつもあります。ただしいろんな才覚を要求されるんですが。先に申し上げたのはそういうことです。

社交クラブということで言えば、僕が加入しているクラブは、日本のものもいまだ男性オンリーです。交詢社とか東京アメリカンクラブのように比較的一般人に広く開かれたクラブは女性会員を受け入れていますが、閉鎖的なクラブは今もそうなんです。

これが変わるには英国の保守派のクラブであったカールトンクラブが、マーガレット・サッチャーを受け入れざるを得なくなって女性会員を認めたように、傑出した女性の登場が必要になると思います。

でもまあこんなもんに入らなくても、社会的に進出して行く手はいくらでもあるので、別に入らなくてもいいんじゃないですか😅。ただこういったクラブは世界中にレシプロカルクラブ(提携クラブ)があるので、便利ではあるんです。

例えば僕が香港やシンガポールに出張する際、クラブ経由で提携クラブに訪問を伝え、クラブのletter of introductionを持参すれば、現地の同じく閉鎖的なクラブに受け入れてもらうことが可能です。

僕は先般の出張で、シンガポールではTanglin Club、香港ではHong Kong Clubをこうやって訪れ、地元のエスタブリッシュメントにサクッとコネクションを持つことが出来ました。社交クラブ(ジェントルメンズクラブ)にはこういう機能もあります。

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