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高金利でも株式市場が上昇するメカニズム!カネあまりが株式市場を引き上げる経路の1つを解説!

【高金利でも株式市場が上昇するメカニズム!】

🌟「カネあまり」が株式市場を引き上げる経路の1つを解説!🌟

2022年から高金利になったものの、2023年から大きく株価は上昇して最高値を更新しつづけていますね。

「カネあまりだから」という説明がよくされていますね。

(ていうか私が「カネあまりだから株価が上がる」という解説をたくさんしています。)

確かにこの説明は正しいです。

ただ、「なぜカネあまりが株価を持ち上げているのか」という具体的な経路について説明できる人は少ないのではないでしょうか?

確かに給与が引き上げられて、アメリカ版の確定拠出年金などを通して株式が買われるという経路も存在します。しかし、それだけではありません。

今回は、金融市場を通じてカネあまりが株価を引き上げている主要なプロセスの1つについてお伝えしていきます。

今回も丁寧で長い解説になります。長い解説を読むのは面倒で諦めたくなる人もいますよね。そんな人向けに✅マークで要点をまとめています。✅マークだけでも読んでみてください!

今後の株価の先行きを見通す上で、金融政策の動向を想定することは最も重要です。

現在の金融政策を把握することは、今後の金融政策・今後の株式市場を考える上で必須事項なので最後までご覧くださいね🐰

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【高金利が魅力となり米国人の資金がMMFに流入】

2022年から2023年にかけて金利が上昇し、高金利が継続しています。高金利になったことで銀行の預金金利よりもいち早く金利水準が上昇したMMFに資産が流入していきました。

※MMFは高金利の投資信託で、実質的には預金のようなものと考えてください。

以下はMMFの残高です。2023年から勢いよく上昇していますね。

人々は2022年に株式投資などで大打撃を被り、低いリスクで5%程度のリターンが得られるMMFが魅力的となり資金が流入していったのです。

そして、このMMFこそが今回の株高の牽引役でもあるのです。

✅高金利が継続してMMFに資金が流入した。

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【MMFの3つの主な投資主体】

MMFは政策金利に近い金利を提供するため、主に以下の3つに投資をしています。

1つ目のリバースレポというのは、FRBが国債を担保としてお金を借りる取引です。

リバースレポ金利は政策金利の下限を保証するものなので、MMFはリバースレポに投資することで最低でも政策金利の下限の金利を確保することができます。

※ちなみにリバースレポ金利が常に政策金利の下限ではありません。リバースレポアワードレートという水準をFRBが設定しています。

2つ目のT-billは残存期間が1年未満の短期債です。需給や今後の金利の見通しなどで金利水準が上下しますが、特に期限が短いものであれば概ね政策金利と近い水準の金利となります。

そして、今回重要になってくるのが3つ目のレポ市場です。

レポ市場というのは市場の参加者である金融機関や機関投資家やヘッジファンドなどが債券を担保としてお金を借りる取引です。

借りたお金でレバレッジをかけて株式を購入することができるので、レポ市場に流れるお金が多くなるということは株式市場にとっては大きな追い風になるのです。

✅MMFはリバースレポとT-billとレポ市場に投資をしている
✅レポ市場は資本市場に資金を供給している
レポ市場で調達したお金は株式市場にも向かう

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【2022年の下落と2023年の上昇の要因】

先ほどMMFは主に3つに投資していると説明しました。MMFは3つのうち、投資時点で経済的に合理的なものに投資をします。

T-billに関しては、残存期間や、発行スケジュールや、金利の見通しの変化によって常に変動的なので、ここで議論するのは割愛します。

ただ、リバースレポ金利とレポ市場で適用されるSOFRという金利についてはどうなっているかは確認することができます。その図がこちらです。

ほとんど同じ水準ではありますが、2022年はリバレポ適用金利がSOFRを基本的に上回っていました。

当然、MMFは金利が少しでも高い対象に投資したいので、リバレポにお金が流れていきました。

しかし、2023年になってから潮目は変わっています。

リバレポ適用金利よりSOFR金利のほうが高い状態が多くなりました。

結果として、レポ市場にお金が流れていき、株式市場を引き上げる一つの原動力となっていったのです。

実際以下の通り2022年にリバースレポの残高は増えましたが、2023年を通してリバレポの残高は減少しています。

一方、レポ市場の残高は2023年以降に急激に上昇していますね。

このレポ市場への資金の流入が資本市場ひいては株式市場に追い風となっていったわけです。

カネ余りがこのような経路をたどって資本市場に流れているということですね。

✅リバレポにお金が流れるかレポ市場にお金が流れるかは金利水準次第
✅2022年まではリバレポ金利の方が高かったのでリバレポに資金が流入
✅2023年からはレポ市場の金利の方が高くなりレポ市場に資金が流入
✅2023年以降の株式市場の上昇の大きなドライバーの1つになっている

ここまで説明してきたようにMMFに資金が集中していることが、レポ市場を通じて株式市場に追い風となっていきました。

これが高金利なのに株式市場が堅調な大きな理由の1つです。

まさに高金利だから起こってきた現象といえるでしょう。金利が高くないとMMFに資金が流れませんからね。

このように深い考察を行うことで私は日々、相場予測を行っています。

あくまで、これは私の分析の一端に過ぎません。

他のファンダメンタルやテクニカルなどを総合的に加味して予測を行い、高確率で相場の方向性を当てています。

皆さんが気になるのは、この先の相場予測ではないでしょうか?

先ほどの図を見ると、レポ市場の残高は少し下がってきいるように見えます。

この残高が今後どのように推移するかは株式市場の予測をする上で非常に重要ですね。

この先のレポ市場の動きを見通すには以下の分析が必要になってきます。

1.MMF残高自体は今後も上昇を続けるのか?
2.リバースレポの残高は今後どうなっていくのか?
3.QTテーパリングがどのように影響してくるのか?

この点については相場予測noteの予測に関係してきますので、今回はここまでとしておきます。

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