損切り5%、利益確定15%以上、あとはメンタル勝負というのは感情のないシステム投資でそれをやれば楽勝という話になってしまいますよね？

質問

りおぽんさんのおっしゃる損切り5%、利益確定15%以上、あとはメンタル勝負というのはまさにその通りと思うのですが、だったら感情のないシステム投資でそれをやれば楽勝という話になってしまいますよね？
そうならないのには理由があり、それはりおぽんさんのインするタイミングだったり、銘柄やセクターの選び方等結局センスというか、りおぽんさんの自力、腕力みたいものが肝になっているのでないかとも思うのですがどうでしょうか？
それとそれだけ利益と損益も出すと、税制との勝負にもなってくるかなとも思うのですが、そこの対策はどのようにしているのでしょうか？

回答

前半部分については、マイケル・コペルの「タートルズの全貌」という書籍をぜひ読んでください。天才投資家のリチャード・デニスとウィリアム・エックハートが「トレーディングは訓練によって成功できるか」という命題に対して行った実験の記録なんですが、結果として、集められたズブの素人集団「タートルズ」はわずか2週間のトレーニングで巨利を出すことに成功します。

僕の投資手法はこのタートルズ投資の改良版です。「利を伸ばし、損失は抑える」と「勝率3割で利益が出るようにする」という部分はタートルズの考えのまんまです。トレンドフォローについては、プロフにも書いてあるようにグローバルマクロやイベントドリブンという要素も取り入れたマルチストララテジー戦略です。

そしてタートルズは銘柄選択をほぼテクニカルの要素だけで選ぶんですが、それではパフォーマンスが得られないので、ファンダメンタルズ分析や出来高系の分析、それにマクロ経済読みの要素をミックスしています。

もし僕が21世紀のタートルズの実験をやれば、デニスやエックハートの場合より相当複雑にはなるでしょうが、ズブの素人集団に巨利を得させる自信はあります。ただし2週間では終わらないでしょうね。