テクニカルについて。何よりもまず出来高による推察を訓練すべきだと考えますか？

これはその人が何をやりたいのか次第ですよ。僕はもともとそこまでテクニカル分析を重視していなくて、ざっくりウェイトとして30%ぐらいの感覚。使うのは主に買いと売りのタイミング探しです。

僕は基本、「株は需給」という考え方で、ですから買いタイミングは需給分析で探します。需給分析の代表的なやり方は出来高分析ですから、僕の場合は質問の答えはイエスです。出来高移動平均線からOBV、MFI、VWAPなどの出来高系指標をあれこれひっくり返し、トレンド系やオシレータ系の指標と組み合わせながら、底値から±5%の価格ではインできるようにします。

ただこの辺のメソッドは自動化し易いので、すでに僕の自作ツールに僕の購入ロジックをインプリしてあり、買いタイミングが自動的に表示されるようになっています。これよりちょっと先行指標を拾う初動検知ツールというのも自作しました。実際の売買の瞬間、僕が見ているのはこれらのツールではなく、板情報と歩み値です。

売りタイミングでも出来高系指標を見ますが、むしろ重視するのは相場の転換点の先行指標になるオシレータ系の指標です。主に使うのはRCIとストキャス、RSI、あとトレンド系に入れるかどうか微妙ですがMACD。一方、トレンド系はボリバン。

僕はフォーメーション分析やローソク足分析はやっていません。一目均衡表はよくわかっていません。

テクニカル分析による売買ロジックはすでにすべてツールに実装されていますが、僕の場合、テクニカル分析だけで売買することはありません。

4月の利益額は過去最大になりそうですが、今月はテクニカル分析のウェイトが体感で10%にも行きません。トランプ相場をテクニカル分析で先読みするのはムリです。