
質問
2025年02月09日 回答
りおぽんさんをして動きが読めない評されるトランプ大統領ですが、恫喝紛いの対外対応はともかく、DOGEの行っている事業精査についてはどう思われますか?
やっている事はただの粛清にも見えますが、一方では無駄な予算執行に大鉈を振るっていると賛美する向きもあるようです。
実情がどうなのか、ニュースやSNSに流れてくる情報では分かりかねるのですが、DOGEについてりおぽんさんの見立てをお聞かせください。
回答
現時点でもっとも大きな動きは米国国際開発局(USAID)の閉鎖に近い水準の職員カットですよね。対外支援というのは国民からその成果が見えにくいですから、ポピュリストの政治家が真っ先にカットの手を付けやすい分野です。なるほどなぁと納得しているところです。次はお金の面でも対外協力費を大幅にカットすると思います。
僕は本質的にトランプ大統領はモンロー主義者なのではないか、と考えています。米国はMAGAで再び繁栄する。それには他国との干渉を出来るだけ最小限にしたい。だから国際的なサプライチェーンを壊すような関税政策を採用するし、米国の貿易赤字を目の敵にする。そう考えれば真っ先に対外協力費をカットして、その資金を国内への投資に振り向けたり、減税の原資にしたりしようとするのは納得が行きます。
短期的にこれは米国民にとってプラスです。しかし対外協力費を減らせば、当然ながら米国の世界に対する影響力は減少していきます。米国がいまだにEU諸国に影響力が強いのは、NATOによる軍事協力と、第二次世界大戦後、疲弊した欧州諸国の復興をマーシャルプランで経済的に支援したからだ、というのが国際政治学の一般常識。
対外協力費の効果は目に見えにくい。だから削りやすい。しかし米国の国際覇権においては、基軸通貨としてのドル、世界の警察官と言われる軍事協力とともに、経済的な支援が寄与していた。USAIDへの措置は、この1つを失うことになるのかもしれない。
米国の国際的な影響力はこのところ明確に弱まっている。EUはEU内で経済圏を作ってしまったし、中国は開発援助という飴でアフリカなどの開発途上国への影響力をの急伸させている。そして拡大BRICSでG7の次レベルの国が結集した。拡大BRICS諸国は人口も多いし、資源も豊富。そしてタイやインドネシアといった東南アジアの新興国も中国に急接近中。
このような状況で米国が対外協力費を減らすことは、世界的な影響力を弱める最後の一撃になるのかもしれないね。国際社会においても、金の切れ目が縁の切れ目なんだよ。
100年後に「なぜ米国は2030年ごろ、覇権国家の地位から滑り落ちたのか」という研究論文が出された時、「2025年、トランプ大統領がDOGEを通じて対外協力費を大幅にカットしたことが大きかった」と書かれるかもしれないね。
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