
質問
2025年01月22日 回答
まっっったくの投資初心者の人文系大学生なんですが、投資に活かすため、マクロ経済の勉強をしたいと思っています。金利政策と景気の関係とか、そのあたりからです😅
MMT理論等々、なにかと論者によって意見の分かれるセオリーの多い分野のようですが、分野全体の見取り図になるような基礎知識を偏りなく平易に得るために、まず1冊目にどの本を手に取るべきでしょうか。おすすめの本をぜひ教えてください。
回答
「マクロ経済を分析できるようになること」と「マクロ経済学を理解すること」は、必ずしもイコールではありません。ただ「知識を偏りなく平易に得たい」というのであれば、遠回りのようでも、理論経済学の入門書を最初から読んで言った方が良いと思います。
理論経済学は「ミクロ経済学」(古典派経済学)が基礎にあって、ケインズがその上に「マクロ経済学」(ケインズ経済学)を構築しました(ちょっと荒っぽい言い方ですが)。ですから経済学徒はこの順番で学んでいきます。
考えうる読書コースとしては、「マンキュー入門経済学」でミクロとマクロを俯瞰して、全体像が掴めたら、「マンキュー経済学ミクロ編」→「マンキュー経済学マクロ編」と読み進んでいく。
その合間にマクロ経済学の原典であるケインズの「雇用・利子および貨幣の一般理論」を読んで、マクロ経済学の出発点を把握しておくというのが、王道だと思います。以上4冊をちゃんと読みこなせていれば、そこそこのレベルの大学の経済学部の卒業生にそう引けを取らないでしょう。
マンキューではなくスティグリッツの「入門経済学」→「ミクロ経済学」→「マクロ経済学」と読み進む手もあります。
マクロ経済学者にはケインジアン、ニューケインジアン、ポストケインジアンと大きく分けて3流派あり、名前が似ているのでややこしいことおびただしいんですが、この立ち位置の違いをちゃんと理解するには、出発点であるケインズの「一般理論」を読んでいないと座標を掴みかねる部分があります。ちなみに挙げられたMMT(現代貨幣理論)というのは、ポストケインジアンの一異端学派ぐらいの位置付けになります。
そう言えば、今日、リベラリズムとプログレッシブ、コミュニズムの違いがわからないという困った方がいらっしゃいましたが😅、伝統的なリベラリズムを理解するなら、経済学者フリードリヒ・ハイエクの「自由の条件」「隷属への道」を読んで、あとはマルクス経済学の参考書でも読めば、リベラリズムが、共産主義や社会主義、あるいはファシズムやナチズムと戦ってきた思想であることが分かるはずです。
またこのハイエクとケインズの論争を追っても面白いです。これはマクロ経済政策における「政府からの自由」(フリードマンなどシカゴ学派あたり)と「政府による自由」(政治哲学者ジョン・ロールズが提唱)という2つの思想にも行き着きます。
MMTの「自国通貨発行権を持つ国はうんちゃら」という部分だけを、お祈りの文句のように繰り返しているアホがツイッターにはけっこういますが、以上のようなかたちで経済学を把握していけば、彼らの理解がいかに浅いかわかろうというものです🤣。
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