【どっちに投資するのが最適解？ズバリ解説！】
・eMAXIS Slim 全世界株式
・eMAXIS Slim 全世界株式（除く日本）
どっちが良いか分からない！という人は多いですよね。
直近、日経平均が急上昇しています。
「わざわざ日本株を除いた全世界株式を持っている人は涙目」というツイートをここ最近何回か目にしました🐰
しかし、果たして本当にそうなのでしょうか？
結論からいうと、全く焦る必要も涙目になる必要はありません。
この点について詳しく解説していきますね。
今回も丁寧に解説することを心がけているので長い解説になります。
長文は読むのは面倒で諦めたくなる人もいますよね。
そんな人向けに✅マークで要点をまとめています。✅マークだけでも読んでみてください！
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【日経平均が堅調なのは、円安が進んでいるからに過ぎない】
私の投稿で何度もお伝えしてはいますが、日経平均が堅調に見えるのは円の価値が暴落しているからに過ぎません。
ドル建ての全世界株式と円建ての日経平均を比べていることが、そもそも意味不明なのです。
比べるならば通貨を揃える必要があります。今回は円建てで比べていきます。
以下は全世界株式に投資しているACWI（All Country World Index：全世界株式）というETFにドル円を掛け合わせたものと日経平均を比較したものです。
ほとんど同じ動きとなっていることが分かりますね。今は全世界株式の方が高いリターンになっています。
しかし、グラフを見れば分かる通り、全体的には全世界株式(円建て)の方が強い期間の方が長く見えますね。※もちろん切り取る期間によっても異なります。
量産型のインフルエンサーさんたちは「日本株を持っていないと涙目」と煽っていますが、データを見れば明らかなように、そもそも日経平均よりも全世界株式のほうがパフォーマンスが良いです。
日経平均が爆上げしている（ように見える）のは円安の影響でしかないですね。
特に日経平均構成銘柄は海外売上比率が高い企業が構成上位であるだけでなく、売買代金に占める海外投資家の存在が非常に大きくなっていますからね🐰
円が安くなると海外投資家からみるとドル等の自国通貨建で日経平均が安くなるので買いが入ってくるというカラクリなわけです。
✅円建てで見ると全世界株式と日経平均はほぼ連動している
✅円建てで見ると日経平均の数値は爆上げしてるように見えるだけ
✅日本株が強く見えているのは日本企業が強いのではなく円が弱いことが主因
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【設定来でみてもeMAXIS Slim 全世界株式は「除く日本」の方がパフォーマンスが良い】
・eMAXIS Slim 全世界株式
・eMAXIS Slim 全世界株式（除く日本）
この2つをダイレクトに比べたものが以下となります。
除く日本の方が設定日が半年遅かったので、除く日本が設定された日を起点として比べています。
上記の図を見れば分かる通り、両者の差はもはや誤差ですね。
理由は2つあります。
①日本株の全世界株式における組入比率がたったの5%程度しかない。
②そもそも円建で見るとほぼ同じ動きをする。
組入比率が少ない上に、円建てでの両者の差も少ないので、結果としてほぼ差がありません。ちなみにほんのわずかではありますが「除く日本」のリターンが勝っています。
全世界株式（除く日本）を買っていたとしても全く涙目になる必要はないですね。
むしろ、その程度のことすら理解できていない「量産型のインフルエンサー」に惑わされてしまったことに対して涙目になるべきでしょう。
✅全世界株式に占める日本株のウェイトはわずか5%で影響はわずか
✅日経平均と円建ての全世界株式はほぼ変わらない
✅日本を含めた場合と含めない場合でリターンはほぼ変わらない
✅日本株を持っていなくても涙目になる必要はない
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【長期的に考えて合理的な資産運用とは？】
・日本を組み入れた全世界株式がいいのか
・日本を組み入れない全世界株式がいいのか
これらを比較してきました。少なくとも過去～現在においては、どちらでもほぼ変わりありません。
では、未来はどうでしょうか？
私としては、全世界株式を買って世界全体に投資をするという選択をする以上、わざわざ日本株を除外するメリットはないと考えます。
それでも敢えて言うなら「日本で働いて給料を得ている人々」であれば、全世界株式（日本除く）を購入するインセンティブが高いです。
理由は今後、労働によって数十年にわたり日本円を稼いでいくからです。
日本の高配当株をたくさん持っているのと同じですね。
超長期にわたり、日本円を得続けるポジションを保有しているので、日本円の資産を保有するインセンティブが低くなります。
「あなた自身」が「日本の高配当株」と同じような特徴を持っているということですね。
これを「人的資本」と呼びます。
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【人的資本を活用した合理的な資産運用とは？】
皆さんは毎月、日本円の給与という利息を受け取ることができる労働という名前の債券を保有しています。
「あなた自身」は債券と同様の性格を持っているのです。
金本位制が終わり、紙幣をじゃぶじゃぶ印刷できる現代の資本主義経済下では、名目上の株価は基本的に右肩上がりに増加し続けます。
であるならば、出来る限り早い段階で、出来る限り大きな資産を株式市場に投資していくのが最も合理的な選択肢となります。
とはいえ若い世代の方は元本があまり大きくないですよね。
そこで「あなた自身」の今後の労働価値という債券を用いてレバレッジを掛けた運用を行うのが最適解になっていきます。
「債券を担保に資金を借りてレバレッジを掛ける」という手法は、機関投資家やヘッジファンドなどが当然のように行っていることです。
個人であっても、将来の労働価値という債券性のある人的資本を担保にレバレッジを掛けた運用を行うのが合理的に資産を増やすのに必要な考え方なのです🐰
私は返済不要の奨学金を頂きつつ、大学を卒業した苦学生ではありました。
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✅「あなた自身」という債券を活用し、レバレッジを掛けるべき
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