ラッセル2000、10%の動きでフラグですか？

フラグ云々以前の話として、ラッセル2000も米株価指数の一つです。それが11月25日の2466.49という52週高値から急ピッチで下げて、12月20日には一時2194.9と約10%下落した。米国株価ではこの10%の下落を「調整局面入り」と定義します。ラッセル2000は米国の中小型株の代表的な指数ですから、米国の中小型株は調整局面に入ったということです。

中小型株は一般的に大型株の先行指標ですから、大型株も追随する可能性はあります。しかし僕がこれまで集計してきた統計データでは、ラッセル2000に対して、S&P500やNasdaq100の値動きは約3週間程度、遅行するケースが多いです。

株価のリズムとしては、S&P500もNasdaq100も下落基調と考えていいと思いますが、こうなるとイベントとしてトランプ大統領就任が待ち受けているのが、調整に向かうと判断しきれないところです。これは新大統領就任年の1月のチャートをぜひ見てください。

この結果、僕自身は「ラッセル2000の件は頭の片隅に入れながら、手なりで動く」という判断をしました。ただ下落へのリスクヘッジはもとよりしてあります。また中小型株の多い捨て身PFの内訳をけっこう変更してあります。