質問
りおぽんさんはたくさんの美術品をお持ちだと思いますが、すべて相続させるお考えでしょうか。それとも私設美術館の設立、既存の美術館への寄贈等の方法も考えていらっしゃるでしょうか。
個人が保有するには管理も大変で、相続が続けば折角のコレクションもいずれは散逸してしまうかもしれないと思います。美術品の愛好家は一般的にどのようにしてコレクションを維持されいてるものでしょうか。
回答
僕自身は未定ですが、日本にある私立美術館のほとんどが、個人のコレクションが基盤になっています。美術館であれば「公益財団法人」としてさまざまな税制上の優遇措置が受けられます。
出光美術館の現在の理事長は出光佐千子さん、山種美術館は山崎妙子さん、根津美術館の理事長は根津公一さん、永青文庫の理事長には細川護光さん、アーティゾン美術館の石橋財団理事長は石橋寛さんといった具合に、それぞれコレクションを形成した人物の末裔に受け継がれています。三井記念美術館の母体である三井文庫の理事には三井八郎右衛門が入っています。以上はすべて公益財団法人です。
美術館を作って公益財団法人にするのが一番確実な方法なんですが、コレクションがあまり魅力的ではないと、来場者が呼べず、経営が成り立たなくなるという問題点があります。
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