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これはこれ、みたいなこだわりは昔からですか?

質問

「普段使っている(食べている、聴いているなど)のは何ですか?」という質問ほぼ全てにこだわりの品が出てくるのが凄いですね。私ですと「気にしたことない」「その時気に入ったの買っている」が多くなってしまいます。これはこれ、みたいなこだわりは昔からですか?それとも考える時間や金銭的な余裕ができてからですか?

回答

これは小学校低学年、いや幼稚園の頃からの話ですから、僕にはもう習性のようなものです。文房具を買うなら銀座の「伊東屋」とか、そういった具合で始まりました。

祖母が日本橋か銀座の行きつけのお店でしかモノを買わない人で、幼稚園の頃から祖母に連れられてそういう老舗に行ったので(おばあちゃん子だったんです)、自然と自分もそういうお店に行くようになりました。銀座の「和光」で祖母や母が買い物をするのについてまわりました。「天賞堂」で待っていることもありました。

鮨屋や蕎麦屋、鰻屋にうるさいのは祖父譲りです。祖父は神田のとある会社の社長をしており、仕事が終わるとそういうお店で飲んでいたので、「遊びに来なさい」と呼び出されました。これも幼稚園の頃からの話です。僕のそういったお店での振る舞い方や流儀は基本的に祖父の猿真似です。日曜日には一家で銀座の「煉瓦亭」や「三笠会館」、三田の「東洋軒」、あるいは日比谷の「帝国ホテル」「東京會舘」なんかにちょっとおしゃれして出かけたものです。

日本橋髙島屋と三越本店の外商さんが家に入っていたので、彼らの影響もあります。祖母が僕のものなら買ったので、彼らにはいいお客さんだったんです。僕が独立して家を構えるようになった頃には、「おぼっちゃまもそろそろどうですか」と言って外商さんがつきました。

デパート以外でのお使い物も、だいたいこのお店というのが曽祖母の代から決まっていましたものです。例えばクッキーなら麹町の「村上開新堂」か銀座の「ウエスト」、水菓子なら日本橋の「千疋屋総本店」、お煎餅なら神楽坂の「福屋」や人形町の「草加屋」といった具合です。僕にとって、最中だったら銀座の「空也」ですし、和菓子なら水天宮の「三原堂」か銀座の「菊迺屋」「長門」、茗荷谷の「一幸庵」あたり、羊羹なら赤坂の「虎屋」か浅草の「舟和」が「これで決まり」なんです。かりんとうは銀座の「たちばな」、大福なら音羽の「群林堂」以外ありえませんでした。赤坂の「しろたえ」のチーズケーキや新橋の「小川軒」のレイズンウィッチは幼い頃からの大好物だったので、よく運転手さんに買ってきてもらいました。これが僕の幼稚園の頃から叩き込まれた「基準」ですから、自分で探すのは「それ以上美味しいお店」ということになりました。

祖母が地方の有名旅館や老舗ホテルに行くのを趣味にしており、小学生の頃からそれにお供しました。だから、もう半世紀に渡るお付き合いになっている旅館も少なくありません。祖母は旅館の数部屋を借りて、親族がみんなで遊びに来られるようにしました。その頃、遊んでくれた旅館のお嬢さんが今では大女将になっていたりします。というわけで、今さら別の旅館に行くわけにもいきません。

銀座や日本橋の老舗の若旦那さんとかに可愛いがられたんですが、こういう人たちはモノにこだわっている人が多く、「りおぽんちゃん、こういうものを使いなさい」と諭されたので、それを見習いました。その頃教えてもらった「然るべきブランド」のものを、現在、身の回りに置いています。みんなが銀座の洋服店で服を仕立てていたので、これを真似るようになったのは、僕にとって自然の成り行きです。

祖父は趣味人かつ遊び人だったので、芸者さんと恋仲になり、彼女の家によく泊まったんですが、長居して家に帰りづらくなると僕が呼ばれました。僕と一緒に帰れば、祖母があまり怒らないからです。その芸者さんがかなり粋な方だったので、彼女にも影響を受けています。「男はこうやって遊ぶものなのよ」なんて、小学生だった僕に教えてくれました。彼女が三味線を弾きながら、長唄を唄う姿には子どもながらかっこいいなぁと思ったものです。

僕に茶道や骨董蒐集の趣味を植え付け、茶道具の目利きを教えたのは伯母です。出入りの骨董商が来ると同席するように言われ、まず僕がどのお道具が良いか、鑑定させられました。骨董屋さんはまず僕の関門を通らなければならなかったので、どういうところを見るべきなのか、一生懸命教えてくれました。この伯母は海外旅行に行くと、日本ではまだ知られていなかったような高価なブランド品を僕のお土産に買ってくれました。「ヴァレクストラ」のカバンを持ってお出かけする小学生はなかなかいません。

現在のファッションの趣味は自分で決めたというより、姉貴代わりだった5つ年上の従姉妹に「決められた」という要素が強いんです。僕が小学生の頃から、従姉妹の趣味に合わない服を着ていると「そんな服は格好悪いから、やめなさい」と怒られました。運動着でいるなんて許されませんでした。ジーンズを履いていても怒られたんです。事細かに「りおぽんはこういうファッションにしなさい」と言われました。それがいつしか僕の「当たり前」になってしまったんです。こうしたスクエアな身なりで、彼女の買い物に荷物持ちとしてついて行きました。従姉妹の口癖が「ちゃんとエスコートしなさい」だったんですが、そんなことを言われた小学生もあまりいないと思います。僕の女性のエスコート術や対応術は従姉妹の仕込んだものです。こうした従姉妹の「教育」は僕が成人する頃まで続きました。

神保町の古本屋さんや「三省堂」、日本橋の「丸善」に入り浸るようになったのも、小学4年生ぐらいからです。丸善には紳士向け用品がいろいろあったので、それを眺めて、いつか自分もこういうものを使いたいと考えました。そういう小学4年生もあまりいないでしょう。中学生の時、神保町の「松村書店」でオーブリー・ビアズレーの「イエローブック」の揃いを、お年玉を貯めたお金で当時20万円で買ったのが、僕の古書収集癖の始まりです。

もともとの性格もあるのでしょうが、これだけ環境が揃ってしまうと、いろいろなものにこだわる人間に育ってしまうのも、仕方がないと思いませんか?

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