昔気質というか私生活は無茶苦茶だけど仕事に関しては右に出る者がいない的な職人タイプは最近減ってきたのでしょうか。

記者にはそういうタイプがよくいました。性格も生活も破綻しているけど、仕事だけはものすごくできるんです。

酔っ払って喧嘩してよく警察のお世話になり、部長が何度も引き取りに行った人とか、女性関係がむちゃくちゃになってしまって本当の家がどこにあるかわからなくなっている人とか。会社まで借金取りを連れてきた人もいましたね。実際に破産しちゃって、愛人連れて夜逃げした人もいたな。この人にはいろいろ教えてもらったんですが、さすがに退職処分になりました。U さん、今、どうしているんだろう。。。

1ヶ月は会社に泊まり続けて、会社のシャワーで暮らしているデスクもいましたね。ソファでいつも寝てました。たまにいないとなんかいつもあるものがなくて、妙に寂しかったものです。臭かったけど。このデスクは、本当に仕事がキレました。ああ、愛人へのお手当てをパシリの僕に運ばせたキャップもいましたね😅

なんというか、そういう「困った人」でも、仕事さえできれば許される、尊敬されるという風土が僕の勤めていた頃のマスコミにはあったんです。無頼派とでも言えば良いでしょうか。今はどうなっているのか、知りませんが。

転職してIT企業に勤めるようになって、そこにも個性派やくせ者はたくさんいたんですが、そういう「破綻した人」は見かけなくなりました。すごくまともな人たちの集まりだなと思ったものです。もしかすると、僕が一番危ない人だったかもしれないです😅。

僕もそういう人は嫌いではないし、いろいろ教えてもらいました。でも、やっぱり、「友人」にはなりたくはないですね。。。彼らには飲み屋のツケをだいぶ踏み倒されているし。。。