妹が瀬戸焼の作家をしているのですが、作品の販売だけで生計を立てていくのは中々難しい様です。

工芸作家さんが作品の販売で生計を立てるのは、むちゃくちゃ厳しいです。特に自分の好きな作品を作ったらまず食えません。

手段は①日展などに応募して受賞し有名作家になる、②好きな作品を作るのを断念して生活雑貨に特化する、③支援者を何人か見つけてその人たちに作品を定常的に買い上げてもらう、④結婚して夫の収入で生活し、自分は趣味として陶芸を続ける、と言ったことが考えられます。①路線で百貨店の美術部を通して作品が売れるようになれば、なんとか食えるようになるでしょう。

でも瀬戸焼は大衆的な焼き物ですから①や③は難しいです。茶道具として通用する焼き物なら狙いやすいんですが。瀬戸焼だったら古瀬戸風や黄瀬戸が比較的高く売りやすいと思いますが、それを妹さんが望むかどうか。

となると②か④です。結局④になる人が大半だと思います。本当に工芸作家が作品の販売で生計を立てるのは茨の道です。挫けないで頑張るようお伝えください。