登戸か溝の口あたりに居を構えようかと思っているんですが、その近辺の住環境や教育環境についてご存知でしたら教えてほしいです。

どちらもあまり勧めないけど、どちらかと言われれば、武蔵溝の口。

まず、登戸は多摩区の中で一番雰囲気が悪いです。昼間からふらふらしているおじさんを見かけるのは、川崎市北部では珍しいです。そういう1人がカリタスの学童たちを殺傷したのは、まだ4年前のことです。せめて向ヶ丘遊園の近くか、いっそ中野島にしましょう。中野島は南武線を一駅乗り換えるのがうっとうしいですが、駅前から大きなマンション群があって、のほほんとしています。商業施設はサミットぐらいしかないですが。小学校のレベルも登戸近辺より中野島の方が高いと聞いています。駅前のマンションの児童たちが通う小学校がおすすめ。もっとも、カリタスに通わせるという奥の手があります。カリタスも登戸からバスで通うより、中野島から歩いて通った方がいいです。

武蔵溝の口はそれに比べれば遥かにマシだけど、住む場所を選んでください．溝の口駅周辺の道は狭くて、歩道のない道路を子どもたちがわらわらと登下校しているので、ちょっと怖いです。運転していてヒヤッとすることがあります。ただ、うまく場所を選べば、街の風景が一気にのほほんとします。横浜銀行がある通りを直進していくのが吉。住宅街になります。商業施設も登戸に比べるといろいろあります。駅前には丸井など。そして市の出張所もあるので便利だと思います。川崎市は南部のいわゆる川崎っぽいあたりに市役所などが集中していますが、その支部のような施設があるのが、溝の口と麻生区の新百合ヶ丘になります。公立小学校の事情はあまり聞きませんが、こちらには洗足学園があります。ただ洗足は校風に癖があって、車で危ない道を通って登下校させなければなりません。娘の中学受験の時、カリタスと洗足学園を滑り止めとして検討したんですが、以上のような理由から洗足学園は外しました。

なお、溝の口と登戸の中間にある津田山から宿河原にかけては街が暗いので、やめておいた方がいいと思います。津田山なんて駅前からお墓と石材店がゴロゴロしています。久地も宿河原も住宅のリセールバリューが低い気がします。

もし川崎市北部に住むことを検討されているなら、もう一踏ん張りして、小田急線なら新百合ヶ丘か百合ヶ丘、田園都市線なら鷺沼あたり。高津区と宮前区で駅前の雰囲気がずいぶん変わります。子育ての環境も子どもたちの質もぜんぜん変わります。もっと言えば、田園都市線は横浜市になるたまプラーザやあざみ野。一気に街が洗練されますし、オシャレなお店もいろいろあります。

小田急線の百合ヶ丘は各駅しか停まらないのが難で、駅近辺から坂ばかりですが、出来るだけ駅近くに住めば暮らしやすいかもしれません。物価が安め。新百合ヶ丘はその点でぜんぜん違いますが、地価は横浜市たまプラーザとさして変わらず、物価も高めです。ただ商業施設はここまで挙げてきた中では、一番充実していると思います。

ここまで挙げてきた街の中で僕が住むとすれば、たまプラーザか新百合ヶ丘のどちらかが本命対抗で、穴をあざみ野か百合ヶ丘にすると思います。とにかく登戸には住みたくないです。ご参考まで。