辻邦夫さんの「樹の声海の声」が好きです。

僕も辻邦夫さんが大好きです。文章に深い知性と透徹した眼差しを感じます。センスも良い。僕はやはり「背教者ユリアヌス」が一番好きです。辻さんではほかに「安土往還記」や「春の戴冠」みたいな歴史小説が好みかな。「フーシェ革命暦」もものすごい小説になると期待したんですけど、完結しなかったのが残念です。

「樹の声海の声」がお好きというのは、やはり咲耶の生き方・人生観に魅力を感じたんでしょうか？　ちょっと日本にはないタイプの小説だという気がします。