フジクラ（5803）面白そうと思ったのですが、食指は動きませんか？

「面白そう」とお考えになったのはどの点でしょうか。「空売りの踏み上げ相場を期待する」という意味では確かに面白そうではありますが、これは踏み上げ分で買われるだけなので、長期的な右肩上がりのチャートを意味しません。ですから短期で取りに行くならアリですが、長期で買う場合には別の根拠が必要になるというのが僕の考え方です。

一方、昨日発表された2025年3月期の中間期決算は、同業他社の古河電工とともに昨年同期比で急改善しています。また上方修正も行われました。このため古河電工は今日ストップ高になっており、フジクラも朝方は6000円台で推移、一時期6300円を超えています。

ところが売り浴びせがあったためにマイ転して、マイナス5%前後で推移しているのが現状ですので、これを「不当な下げ」だと判断して買いに回るのは、十分アリだと思います。

僕自身で言えば、実は古河電工もフジクラもずっと監視対象でして、8月5日の日本株下落のタイミングで買いに入ろうと思った銘柄の１つでした。最終的な取捨選択の中で落としたんですが、この直近の最安値からスルスルと株価が上昇、すでに2バガー以上になっています。インするタイミングをちょっと失ったのかなぁと見ています。こういうことも当然あります。