東京都心で費用を考えず、災害への強さと交通の便のみによって居住地を考える場合、どの場所が最も適しているとお考えになりますか？

「武蔵野台地」の舌状台地群のうち、「四谷・麹町台地」「本郷台地」「小石川・目白台地」「赤坂・麻布台地」「芝・白金台地」「牛込台地」の「台地の上の境界に近くないところ」から交通の至便な場所を選べばいいんじゃないですか。「目黒台」「田園調布台」の中の古い地層が残っている場所も良いでしょう。

東京と言うのは、関東山地から流れ出した多摩川と荒川という2大河川の「扇状地」とその先の「海岸段丘」、それに「沖積低地」、さらには「埋立地」で構成されます。都心であればこの海岸段丘のうち「淀橋台」「本郷台」の一部である上記の舌状台地、郊外であれば小さいですが「田園調布台」「荏原台」の上がいいと言うことになります。

東京礫層の上に東京層という洪積層が乗っかっているのが東京なんですが、東京直下型地震では東京層も液状化現象を起こすと言われているので、マンションを購入するなら、ちゃんと東京礫層まで杭を打って支持層にしている物件がオススメです。

いずれにせよ東京なら山手台地の上が良いことは、東京っ子ならみんな知っています。