紅茶を飲むときティーストレーナーはどういったものをお使いでしょうか。

ティーストレーナーの類いはいろいろあるんですが、お気に入りはジョージジェンセンのジェンセンとしては珍しいアール・ヌーヴォー風の「ブロッサムシリーズ」のものです。ただこれは純銀製なので、かなり高価です。そもそも現在の日本法人ではブロッサムシリーズは扱っていないんじゃないかな。とても手が掛かりそうな細工をしています。

それ以外では、僕が欧州で収集してきたアンティークのティーストレーナー(パソワール・ア・テ)を使っています。ぜんぶで30個以上あるんじゃないかな。「クリストフル」や「ピュイフォルカ」の純銀製のものもあれば、どこのブランドなのか定かでないものもあります。純銀製もあれば、ただの銀メッキのものもあります。フランス、英国、ドイツ、ベルギー、米国、それにオーストリア・ハンガリー帝国のものがあります。

純銀製のアンティークのストレーナーが日本円で1万-5万円で買えますから、欧州に行ったら、骨董商で探してみると楽しいですよ。ただ置くだけのタイプなら2万円ぐらいまでで買えると思います。嵩張るものではないから、自分用のお土産に良いと思います。フランスではティーストレーナーと言っても通じないので、「パソワール・ア・テ」はないか、と言って探してください。

ストレーナーはただカップに置くだけのものもあれば、置くことができるタイプのものもあります。ディフューザータイプは便利ですが、どこか味気ないので使いません。ティーストレーナーは小物ですが、良いものを使うと、ティータイムの雰囲気がぜんぜん変わってきます。