
質問
先日デパートの催事で初めてスコーンを購入したのですが、あまりにおいしくてはまってしまいました。
ザ•サボイ•ロンドンというお店のものです。
少し温めたりクロテッドクリームやジャムを試したりして楽しんでいます。年をとっても新しい喜びってあるものですね。
イギリスでは毎日こんなおいしいものを食べているのでしょうか?
また、よりおいしくいただける方法があれば教えていただけないでしょうか。
回答
百貨店の催事と言うことは三越伊勢丹の英国展かな。あれは美味しいスコーンが集まるよね。あっ、直近だと東武百貨店かな。僕はお取引きがない百貨店だから行っていないけど。東京だと次は来年の銀座三越のスコーンパーティーが楽しみだよね。
スコーンはあんまり難しいことは考えずに、お好きなものを乗せて食べるので良い。英国人にとってスコーンはパンでもなく、お菓子でもなく、「アフタヌーンティーで紅茶と一緒に食べるもの」なので、やっぱり美味しいミルクティーが欲しいところ。日本ではアフタヌーンティーでストレートティーを選ぶ人の方が多いけれど、硬水なのでそのまま紅茶を淹れると黒くなってしまう英国では、ミルクティーの方が一般的だからね。
ジャムとクロテッドクリームを付けて食べるのが一般的だけど、英国人って些細なことで議論して党派を作るのが大好きだから、これに「コーンウォール式かデヴォン式か」というたわいもない論争がある。単純にジャムを先に塗るか後に塗るかだけなんだけど、コンウォールとデヴォンシャーって地域的に隣合わせってこともあって、譲れぬ論争になっている。英国人ってほんとこういうネタが大好きだよね😅。まあそれだけ英国人の生活に根差した食べ物ということだけど。
他の食べ方としては、ジャムを付けたり、メープルシロップを垂らしても、美味しいよ。日本だとアフタヌーンティーに難しいことを言う人がけっこういるけど、英国人にとっては本来「3時のおやつタイム」と一緒だから、かしこまる必要はまったくないんだよ。だから、溶かしたチョコレートを垂らしてみたり、ツナやキャビア乗せてみたり、ガーリックバターを塗ってみたりと、変化をつけて楽しんじゃえ。
これはマナー違反だから表ではちょっとし難いけれど、おうちでスコーンを食べる時、手で割ったスコーンを甘いミルクティーにちょっと浸してから食べるのも、禁断の味😅。困ったことに、これがなかなかイケるんだ。
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