日本の『国防のための実力』を他国と比較してどの程度に見積もられていますか？

質問

2024年10月17日　回答

りおぽんさんは日本の『国防のための実力』を他国と比較してどの程度に見積もられていますか？また、日本で徴兵制は復活しうると思いますか？
若者のひとりとして、いざ台湾有事が起きた際に、自衛隊だけでは対応できないなどと言って徴兵されないかが心配です。醤油を飲むハメになるかもしれません😓

回答

台湾有事が起こっても、日本で徴兵制度はほぼ間違いなく復活しないと思います。最大の理由は「戦力にならない」からです。第二次世界大戦前までは、日本にも徴兵制度がありました。これは当時の軍装備では、練度の低い歩兵でも、十分な戦力になったからです。しかし現在の自衛隊の装備は、陸海空と非常にハイテク化されています。これを操作できない素人を大量に徴兵したりすれば、足手まとい以外の何ものでもありません。

自衛隊は少数の兵員でも十分な戦力になるよう、ハイテク化を急いできた歴史があります。特に台湾有事の場合、航空自衛隊や海上自衛隊のウェイトが高くなりますが、戦闘機の操縦や地対空誘導弾の目標設定など、いずれも長期にわたる訓練が必要ですから、右も左もわからないルーキーはまったく不要です。確かにGDP比で予算が抑えられて来た自衛隊ですが、そこまで舐めない方がいいです。

一方、徴兵制度を敷くことは、生産年齢人口の一定の人間を、1-2年の間、生産活動から外すことを意味します。少子高齢化が進む日本にあって、生産活動にあたる人間は極めて貴重な存在です。そんな存在を重要性が低い軍役に就かせるのは理屈に合いません。韓国には兵役義務がありますが、あれは国民の士気を高めるためにやっているんだと思います。世界的に軍装備のハイテク化が進んだ国では、徴兵制度が廃止されたり、形骸化したりする傾向にあります。

そして何より、日本で新たに徴兵制度を導入しようとすれば、さすがに政権がひっくり返るでしょう。

ちょっと考えられない話だと思います。せいぜい自衛隊の隊員募集に今よりお金が使われたり、自衛隊員のお給料や住居などの待遇改善が図られたりして、隊員を増やそうとするぐらいでしょう。