青井硝子さんについてご存知ですか？

訴訟ネタとしては評判でしたから、存じ上げてはいます。「アヤワスカ」と呼ばれる薬草茶は、南米に自生しているつる植物を主成分にしたもので、「アヤワスカ」っていうのはペルーですね。ブラジルのアマゾン地域では「ダイミ」ということが多いですし、コロンビアでは「ヤヘイ」です。

南米諸国でも一応「アヤワスカ」が含んでいる成分は禁止薬物だったと思いますが、宗教儀式でのアワヤスカのお茶の飲用や民間療法での使用は法律で認められているので、「原住民の宗教儀式を経験する」という理由であれば、原住民以外でも飲用は合法です。このため体験ツアーだってあります。

アレン・ギンズバーグやウィリアム・バロウズでとても有名ですから、好奇心の塊みたいな僕がペルーなどを旅をして、試してみないわけがありません🤣。とても苦いお茶ですが、マリファナなんかよりは僕にはずっと効果がありました。現地では飲用に依存性は低いけれど、シャーマンの指示にちゃんと従って飲用しないことには危険があると言われていました。一種の意識拡張茶ですが、抗うつ作用があると言われています。

飲酒を禁じている地域もありますし、いずれタバコは禁止薬物になるかもしれません。こういうものは政府の法律の決まりとその国の文化次第です。ペルーじゃ「アヤワスカのお茶」は、先住民族の宗教儀式の1つとして国家的文化遺産扱いです。

マリファナはオランダ・アムステルダムのコーヒーショップに行けば、成人であればふつうに喫煙できます。カナダではマリファナは成人が嗜好品として吸う分には合法化されました。米国でもカリフォルニア州やマサチューセッツ州、ワシントンDCなどの州で成人が嗜好品としてマリファナを喫煙することを合法にしています。一方、禁酒州もありますが。ですからこれらの国や地域で、「喫煙する」分には日本人であっても問題ありません。

しかし日本に帰国した時、麻薬探知犬に匂いを嗅ぎつけられて、めんどうなことになる場合があります。ただ日本の麻薬取締法は面白い法律で、大麻の所持や譲渡、購入、栽培、輸入はすべて違法なんですが、「使用」だけは禁止されていないんですよね。ですから大麻合法国からマリファナを微量でも持ち帰るようなアホなことをしなければ、最終的には「現地で吸っただけ」なら無罪放免されます。

日本の麻薬取締法って、古い法律なので、なんかよくわからないところがあります。ただ厚生労働省は海外の大麻合法国に行っても日本人はマリファナに近づかないように注意喚起をしています。念のため。「アヤワスカ」についても、厚生労働省に聞けばおんなじことを言われると思います。