ロンドンに３泊４日で旅行します。おすすめのお店があれば教えて下さい。

どのホテルに泊まるんでしょうか。「サヴォイ」なら「ゴードンラムゼイ」、「リッツ」なら「ザリッツレストラン」、「ゴーリング」だったら「ザダイニング」で、最低でも一食は食べたいところです。その上で英国っぽい外食ができるお店をつらつらと。なお、コロナ後には僕はまだロンドンに行っていないので、最新の情報は確認してください。

ステーキだったら、やっぱり「ホークスムア」をオススメします。お値段安めというならコベントガーデンなどにある「フラットアイアン」もありますが、でも40代夫婦だったら、ぜったい「ホークスムア」。

伝統的な英国料理は、予約が入ったら「ザ・アイヴィ」がサッチャーも行ったと言われる老舗です。話の種になるという意味ではもう一軒、メイフェアの「スコッツ」が、ドライマティーニが誕生したと言われるお店。ここはオイスターが有名ですから、生牡蠣とドライマティーニで。あとはコベントガーデンの「ルールズ」。現存するロンドン最古のレストランです。内装もとてもクラシックで素敵です。あの007のロケでも使われています。ここでは英国流のローストビーフを食べてください。伝統的な英国料理だったら、この３軒のどれかです。

これはあんまり日本人観光客には広めたくないんですが、英国の伝統的なジビエ料理を食わせるケンジントンの「マギージョーンズ」は、ロンドンっ子がここぞというデートの時に使うお店。当然、お店の雰囲気はとても良いです。ちょっと田舎の農家みたいな作りで落ち着けます。家庭料理で、名物は豚のバラ肉を使ったポークベリー。アップルクランブルなどのデザートも美味しいです。僕と妻のロンドンにおける隠れ家レストラン。ジモピーの人気は高いですから予約をしてください。

ロンドンの美術館に行かれるということは、もちろんボンドストリート近くのハートフォードハウスの美術館「ウォレスコレクション」を観に行かれますよね。ここのお屋敷の中庭のような併設レストランは、僕のお気に入りです。門外不出のコレクションを観たら、開放的なレストランでシャンパンを飲みながら、食事をします。

ロンドンの美術館ではもう一軒、ケンジントンの「ヴィクトリア&アルバートミュージアム」もぜひ。ここの併設カフェは、世界で初めて美術館がカフェレストランを併設したと言われており、やはりロンドンっ子のデートスポットです。いろんな内装のエリアがあるんですが、僕の一番のお気に入りは、あのウィリアム・モリスがデザインを手掛けたという「モリスルーム」。サンドイッチやパイを食べながら、ワインを飲みます。モリスらしいグリーンを基調にした部屋です。もちろん「テートモダン」の6階の有名なバーも良いですが、ここはいつも大混雑しています。

ロンドンらしくシーフードとフィッシュ&チップスなら、ホルボーン駅の近くにある「フライヤーズデライト」がリーズナブル。少し高くていいなら、ピカデリーサーカスの「ウイルトンズ」がいいでしょう。コベントガーデンの「ロックアンドソール・プレイス」やウォータールーの「マスターズ・スーパーフィッシュ」はいかにもロンドンに来た気がします。

オイスターバーは、ソーホーとピカデリーサーカスの間にある「ザ・シーフードバー」か、コベントガーデンの「オイスターメン」のどちらかが、安定の美味しさです。コベントガーデンの真っ赤なレストラン「Jシーキー」も良いかな。もう一軒、「パーソンズ」もありました。

今やロンドンで主流になったモダンブリティッシュだったら、イーストロンドンの「ウォーターハウスプロジェクト」、メイフェアの「ネイティブ」、ソーホーの「10グリークストリート」、ショーディッチ・タウンホールの「ザ・クローブクラブ」と、同じくショーディッチの「ライルズ」「リロイ」あたりをオススメします。そしてセレブ御用達のおしゃれなお店「スケッチ」は、僕の妻が大好き。高級ホテルのダイニング「バーナーズ・タバーン」は予約が取れれば、素敵な時間が過ごせると思います。でも1カ月後だと厳しいかなぁ。レッドチャーチストリートの「ブラットレストラン」など、ほかにも良いモダンブリティッシュのレストランがありますが、もう今から予約が取れるかどうか。

英国行ったら伝統のパイ料理もあります。オススメできるのは、ホクストンの「Fクック」、クラーケンウェルの「パイミニスター」、メイフェアの「ウィンドミル・メイフェア」の3店でしょうか？基本的に労働者のスタミナ料理ですね。

労働者と言えばパブですが、奥さま連れだったらフルハムの「ハーウッドアームズ」が第一候補でしょうか。店内も清潔で料理も美味しいです。ただし混みます。このほかでは、ハマースミスの「ザ・スワン」というパブも悪くないです。めちゃくちゃ有名ですがケンジントンの「ザ・チャーチルアームズ」、あのメイフラワー号が旅立った地に出来たテムズ川南岸の「ザ・メイフラワー」、幽霊も飲みに来る？ハムステッドの「ザ・ホーリーブッシュ」、これまた超有名で、コナン・ドイルやマーク・トゥエインも常連客だったという「イェ・オールド・チェシャーチーズ」などが候補として挙げられます。ラスト、ベルグレービアの「ザ・スタータバーン」は、僕がロンドンで一番好きなパブです。

予約が取れたら、話の種にベイカーストリートの「チルターン・ファイアーハウス」。有名人に会えるかもしれません。あれは何料理なんだろうか？英国風フレンチ？ならケンジントンの「キッチン　W8」はそんなに高くはないです。ここも有名人御用達のはず。本格派フレンチなら、シャルロットストリートの「ピアデ・テール」というお店が、僕の妻のお気に入りです。

ちょっとドレスアップして行きたいレストランを2店。どちらもロンドンっ子がおしゃれして行くお店です。まずコベントガーデンの「ロイヤルオペラハウス」の「クラッシュルーム」。本来はバレエやオペラを鑑賞する前に立ち寄るレストランで、内装は重厚にして華美。料理の味はとても良いです。本物のロンドンの上流階級に混ざって、美味しい食事を。

リッチモンドのガーデンセンター「ピーターシャム・ナーサリーズ」の同名の併設レストランも、ロンドンっ子が特別な日におしゃれをしていくお店です。植物に囲まれた半屋外の明るい店内では、素材と旬を大切にした美味しい料理が提供されます。とにかく人気があるレストランなので、事前予約が必須です。ガーデンセンターのショップでは素敵なロンドン土産も買えます。

シェイクスピア・グローブに行ったら、「スワン・アット・ザ・グローブ」で食べるのが定番でしょう。

奥さまをもう1回ロンドンで口説きたいなら、金融街バンク駅近くのルーフトップ・テラスワンのルーフトップバー「マデイソン」を予約しておいて、店外のテラススペースからウェストミンスター寺院の大聖堂を間近に眺めながら、愛の言葉を囁くのはいかがでしょうか？

ルーフトップバーではほかにもサウスバンクの「シーコンテナーズ」のルーフトップバー「トゥエルブズ・ノット」、トラファルガー広場の近くにある「ザ・ルーフトップ」、ドーセットのタワーブリッジ近くにある「ジンボーロウ・スカイバー」、コベントガーデンのウォータールーブリッジ近くにある「レディオ」なんかが、ムードが良くて素敵なロンドンの夜景を眺めながらお酒がいただける、奥さまをもう一度口説くのに最適なバーです。