クラシックをサンプリングした楽曲はお好きですか？

あれはどうにも受け付けません。僕や妻は知っているクラシックのフレーズが突然出てくると、原曲が歪んでいるように聴こえるので気持ちが悪くて仕方ありません。

生まれつき、かなり精度の高い絶対音感がある娘に至っては、サンプリングされて加工処理された音の高さが元の曲と微妙に違うので、気持ち悪い、苦痛だと言ってのたうちまることが多いです。娘に言わせると、こうした曲は「スペルを間違えてる英語で話を続けられるのに等しい」そうです。うーむ😅。

余談ですが、もともと娘は絶対音感のおかげで、何かを聴いて音がズレてる、気持ちが悪いと言うことが多いんですが。カラオケにも行けないぐらい。みんなが突然、自由に移調したり転調したりして歌うので、頭の中がバグる、気持ちが悪いんだそうです。僕が鼻歌を歌っていても怒られます。あ、と言って別に本人の歌が上手というわけではまったくありません、念のため。

絶対音感というのもけっこう不自由なもので、例えば古楽器によるバロックピッチでの演奏も半音違うので、気持ち悪いそうです。さすがに一般的なクラシックピッチとNHK交響楽団のピッチのわずかな違いはわからないようですが、かなり高めにピッチをあわせたオケだと、聴いていてなんか違和感があると言うことがあります。カラヤン＆ベルリンフィルとかだったかな。

僕の映像記憶能力と同じく、娘も譜読みが超速くてソルフェ楽勝、即興演奏も耳コピも得意という能力の裏で失ったものがいろいろあるようです。

というわけで、クラシックをサンプリングした楽曲は、我が家では原則として禁止です。かけると特に娘が怒り出しかねません。