質問
2024年02月14日 回答
内生的貨幣供給論と外生的貨幣供給論に決着をつけてください。
回答
あほー、僕が何でも決着つけられると思うなよ。経済学で何百年も続く議論に決着付けられたら、ノーベル経済学賞もらってるわい😛。以下、適当なコメント。
そもそも僕はポストケインジアンだって、日頃から立場を明らかにしてるじゃない。でも、その教祖であるケインズだって「雇用・利子および貨幣の一般理論」では外生論っぽいことを言ってるけど、「貨幣論」では内生論を取ってるっぽいから、よくわからないんだよ。
でもさ、外生的貨幣供給論の実践って、敗北の歴史じゃないのか。そもそもの貨幣数量説のリカードの主張に沿って成立したピール銀行条例はどういう帰結をもたらしたのか?通貨学派と銀行学派で勝負は着いていないのか?
第一、今この問題を俎上に上げたら、リフレ派の問題を避けて通れないじゃない。岩田規久男さんたちリフレ派の主張は「物価×生産量=貨幣供給量×貨幣流通速度」っていうフィッシャー方程式が成立するから、貨幣流通速度と生産量が一定なら、貨幣供給量を上げれば物価が上昇するって理論だと、煎じ詰めればそうなると僕は理解しているけれど、10年マネタリーベースをじゃぶじゃぶにしても、物価なんて上がらなかったじゃない。結果として失敗しているんだから、どーしよーも、こーしよーもないよ。
ここ最近の日本の金融政策は、東大経済学部の小宮隆太郎先生が生み出した小宮ゼミの精鋭たちの手のひらで転がされてきたじゃない。白川方明さんと岩田規久男さんの対立は、僕にはもう何とも言い難いよ。白川さんはリフレ派に攻撃されたけれど、本当に日銀理論者かというと、僕は疑わしいと思ってる。だって白川さんはETFの買い入れも始めたし、日銀当座預金に利子を付けたりしてる。だから、僕的には「臆病だったリフレ派」だと思ってる。つまり白川さん、岩田さんという先輩後輩で、日本の金融政策の外生的貨幣供給論による実験をやってきたんじゃないか?
というわけで、今は植田和男さんのターン。有名な岩田規久男さんと翁邦雄さんの「日銀は能動的にマネーを市場に供給できるか?」というマネーサプライ論争に、当時東大経済学部の助教授だった植田さんが論点整理して「短期的には困難、長期的には可能」という「植田裁定」を下したのは最近の話題になった話。植田日銀はリフレ派色を薄めて、今まさに過去に自分が下した折衷案的な金融政策を取ろうとしているんじゃないか?
とりあえず約30年前の1992年12月12日号の「週刊東洋経済」に寄稿した植田和男さんの「岩田・翁論争を裁定する」っていう論文を熟読してみよう。そして彼が外生的貨幣供給論と内生的貨幣供給論の折衷案的な金融政策で、この論争に決着を付けられるかどうかが見ものなんだよ。
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