質問
投資初心者です。
「SQがあったから売り」というワードが出てきたのですが、調べてもイマイチどういうことなのか分からないんですが、もしご存知でしたら教えてください…!
回答
SQ(Special Quotation)というのは、先物やオプション取引の「特別精算指数」のことです。例えば3月に期限を迎える「日経先物ラージ3月限」であれば、3月の第2金曜日をSQ日と言って、その日の朝の日経平均株価構成銘柄の始値からSQ値を算出します。日経先物と実際の日経平均株価はこのSQ値の時点で必ず一致して、未決済の建玉はこの価格で翌営業日に強制的に決済される仕組みです。
先物やオプションを商っているのは、主に機関投資家などで、非常に大きな保有枚数(建玉)を持っています。これらの取引にはレバレッジがかかっているので、ほんのわずかな値動きで大きな利益を得たり、大損を出したりします。そこで強制決済を控えたSQ日のある週、これをSQ週と言いますが、SQ週の水曜日あたりから、機関投資家を中心にした思惑的な現物取引が活発になって相場が荒れやすくなります。
例えば「先物売り/現物買い」という裁定取引で利鞘稼ぎを狙っていた機関投資家であれば、SQ週で反対売買をして利益を確定させます。つまり現物を売ります。当然、これは実際の日経平均を下落させる売買です。その他、さまざまな売買が交錯します。
日本の相場の世界ではSQ週の水曜日を俗に「魔の水曜日」と呼んでいて、相場が下落するというアノマリーがあります。その後も金曜日まで、相場は乱高下しやすくなります。
僕のような長期でポジションを持つ投資家の場合は、このSQにまつわる株価のテクニカルな乱高下は気にしても仕方ないのでほぼ無視します。あえて言えば、SQで下がったところを個別株の買いのチャンスと見たり、SQの前後で相場の流れが変わることがあるので、それを注意するぐらいです。
でも、短期的なトレーダーにとっては無視できない相場のボラティリティの高さになります。そこで「SQがあるから売っておこう」という考え方が生まれるわけです。この動きがさらに相場を下げます。
なお、日本では3、6、9、12月の第2金曜日が日経先物のラージやミニ、TOPIX先物、それにオプションのSQがすべて重なるので「メジャーSQ日」と言われます。当然大きく荒れやすくなります。
米国では毎月第3金曜日がSQ日になり、例えばダウ平均先物はこの日の朝のダウ平均構成銘柄の寄り付きの価格からSQ値が計算されて、もし未決済の建玉があったら、このSQ値で翌営業日に決済されるというのがルールです。
米国でも3、6、9、12月の第3金曜日は株価指数先物、株価指数オプション、個別株オプションのSQが集中するので株価が乱高下しやすく、このSQ日を「トリプルウィッチングデイ」、つまり3人の魔女が集まる日と呼んで警戒します。やはり急落するケースが多いようです。最近では個別株先物も増えてきたので「クアドラブルウィッチングデイ」と呼ぶ場合もあります。
相場予測noteを無料お試しできるキャンペーン!
- 相場当てまくりの相場予測noteを無料で読める!
- 秘密の爆益銘柄を無料でチェックできる!
- 紙書籍が郵送されてくる!
- 総額1万円相当を無料でプレゼント!
超豪華な特別キャンペーンをIG証券様が実現してくれました!
- 私の相場予測を無料で読める!
- 総額1万円相当のプレゼントを無料でゲットできる!
IG証券でしか取り扱っていない投資対象が山ほど存在するため、私のように幅広い投資対象へ投資するなら必須の口座ですね!私自身もIG証券を利用しています!
秘密の爆益銘柄も公開中!
ブログの記事は全て無料で読めますが、相場予測noteに関しては有料記事となっています。
予言書とか言われちゃうレベル!?
驚異の的中率!爆益銘柄の公開!
別格すぎる相場予測を公開中!