質問
・裁定取引ってビジネスとして成立するんですかね?詳しくないですが、マシンパワーと回線の良さ以外に差別化点があるのでしょうか?
・オプション取引も限月前にはそうなるんでしょうか?先物と違って反対売買はしないと思うのですが…
・これはあまり関係ないですが、「枚数」とか、「建玉」といった言葉に慣れません。どこから来た用語なんでしょう?
回答
①裁定取引(アービトラージ)はビジネスとして成立します。利幅(マージン)が小さいので個人投資家レベルがやっても旨味はないですが、先物と現物の理論的な価格差に注目する投資法なので、ノンリスク、ないし極めて低いリスクで(ほぼ確定した)利益が得られます。なので機関投資家はこれを大規模にやります。勢いその売買が市場に与える影響は無視できなくなります。
②オプション取引でも反対売買は往々にして発生します。この詳細な説明は話が難しくなるので初心者向きではありませんが、オプション取引の世界では、例えば「日経平均の下落を予想して、その売る権利を買っておく」プットオプションをただ買っておくというシンプルなやり方をするのは比較的まれです。個人投資家ならやりますが、機関投資家はまずやりません。
僕も例えばプットオプションをただ単純に売る、俗に言う「プットの裸売り」はどれだけ損失を出すかわからないので、禁じ手にしています。実際にはオプションのポジションと先物のポジション、それに現物のポジションを複雑に組み合わせて、出来るだけ確実に利益を取りに行きます。これはわからなくても良いですが、相場の変動に備えて「デルタヘッジ」という複合的な戦略を取る場合もあります。オプションで重要なのは「戦略」なんです。戦略なしにオプションをやると大損する可能性があります。
だからオプションの売りと買いポジションを複雑に組み合わせたり、オプションのポジと反対の先物のポジを持ったり、時には現物を持ったりして、出来るだけ安全で確実に利益を得ようとします。この利益を確定させるにあたって、さまざまな反対売買が行われることがあります。とにかくオプション取引などのデリバティブ取引は複雑な戦略を組み合わせて大規模にやるので、現物市場への影響も大きくなります。ただオプションの話は簡単では終わりません。
③これは古くからそう呼ばれてきたので「そういうものだ」と思っていただくしかありません。先物の取引単位を「枚」で数えるのは、現在のようにデジタル化される前は、取引証文で売買される時代があった、特に米取引き時代の名残りだと思います。投資信託の売買単位を「口」で数えるのと一緒です。
「建玉」という言葉の由来は定かではないんですが、大昔、米先物を商う大阪の米商人が、芸者さんを呼ぶ時の「玉代」を洒落て、先物のポジションを持つことを「玉を建てる」と言ったのが、その始まりだというのが広く信じられています。
現在では世界各地でさまざまなものに対する先物取引が行われていますが、世界で初めて先物取引が行われたのは大阪の堂島米会所だというのが確からしいので、この呼び方には歴史と伝統があります。
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