質問
真作と見分けのつかない贋作は真作とどの程度価値が違うのでしょうか?
その筋に疎い人間からすると、真作と見分けのつかない贋作を欲しがるコレクターも居そうな気がするのですが。
回答
これが案外難しい質問で、原則は「贋作は無価値」です。贋作とわかっていて真作として売れば詐欺罪で捕まりますから、古美術商は買い取ってくれません。だから価値はゼロなんです。でも、出来の良い贋作が「複製品(レプリカ)」として流通する場合があります。この種のレプリカを蒐集するコレクターまでいます。
そして長い間にレプリカとして流通してきたものには、独自の美術品としての価値が生まれる場合さえあります。もともと有名な美術品にはレプリカがつきものです。これは「野々村仁清写」のように「写」という名前で流通しています。この写しは本物と比べるとはるかに安価なので、気軽に楽しむことが出来ますが、特に出来が良い写しだと、レプリカ以上の価値が出ることがあるんです。
特に後に有名になった画家が画学生時代に習作として過去の画家の絵を模写した場合など、往々にして精巧な模写が高い評価、価値を生むことがあります。それ以外でも、有名な茶人が愛用したレプリカには、独特の来歴が付いて評価される場合があります。また有名な贋作事件の舞台になった作品は、それを面白がる人が出て、かえって高い値が密かに付く場合もあります。美術品愛好家には好事家、茶人が多いですから、何かあれば贋作だってみんな面白がります。真作として偽らない、それだけがルールです。
繰り返しますが贋作を贋作とわかっていて本物と偽り売買すれば、逮捕案件です。でもレプリカとして売買すれば違法ではありません。美術業界の人に贋作の価値を聞けば、最初は「ゼロ」という返事が返ってくると思います。でも、突っ込んで話を聞けば、困った顔をされ、苦笑いされると思います。それは決して無価値ではないことが往々にしてあるからです。
美術品の世界では出来の良い贋作は、本当に扱いが厄介で、でも面白いテーマだと思います。
相場予測noteを無料お試しできるキャンペーン!
- 相場当てまくりの相場予測noteを無料で読める!
- 秘密の爆益銘柄を無料でチェックできる!
- 紙書籍が郵送されてくる!
- 総額1万円相当を無料でプレゼント!
超豪華な特別キャンペーンをIG証券様が実現してくれました!
- 私の相場予測を無料で読める!
- 総額1万円相当のプレゼントを無料でゲットできる!
IG証券でしか取り扱っていない投資対象が山ほど存在するため、私のように幅広い投資対象へ投資するなら必須の口座ですね!私自身もIG証券を利用しています!
秘密の爆益銘柄も公開中!
ブログの記事は全て無料で読めますが、相場予測noteに関しては有料記事となっています。
予言書とか言われちゃうレベル!?
驚異の的中率!爆益銘柄の公開!
別格すぎる相場予測を公開中!