神戸方面で1人でも楽しめそうなオススメスポットを教えていただきたいです！

神戸と言っても広いですから、先ずは足(車などの移動手段)があるかどうかが大きいです。

足がないのであれば、まずは神戸市内のホテルに泊まって、北野の異人館街をお散歩、北野坂を下って南京町を見て回って、元町や三宮、あるいはハーバーランドやメリケンパークなどのベイエリアでお買い物をする、というのが神戸が初めてであれば良いと思います。美味しいお店も三宮・元町エリアに集中しています。北野にはちょっと大人っぽいレストランやバーもあります。

ひとつ注意しておくと、神戸は坂の街であることです。ですから靴だけは履き慣れた歩きやすいもので行った方が良いでしょう。あとは独身女性であれば、生田神社で縁結びをお願いしてみるのも手です。

それ以上に時間の余裕があるのであれば、いくつか選択肢があります。

まず阪急電車(阪神ではなく)に乗って数駅の御影駅や岡本駅といったところに行き、駅近くをお散歩してみることです。今回は家政婦さんが御影山手出身ということもあり、会いたくない人もいるだろうと配慮して、東灘区には近寄らないことにしましたが、この両駅の「山側」(神戸の方は北を山側、南を海側とおっしゃいます)は、芦屋と並ぶ、日本でも有数の高級住宅街です。東京あたりの高級住宅街なんて比ではありません。

特に御影駅の山側には、こういった住宅街の御影マダムやお嬢さまを相手にしたお店がありますので、そこでお嬢さま気分を味わっても良いでしょう。御影には「香雪美術館」という素晴らしい美術館もあります。海側の六甲アイランドにも美術館が点在します。

もう一つ神戸の山側では、ロープウェイに乗って布引ハーブ園に行ったり、足がないとケーブルカーなど公共交通機関の乗り継ぎやタクシーになってしまうんですが、六甲山に登ったりする手段もあります。六甲には六甲山ホテルという築100年近いホテルをリノベーションした六甲山サイレンスリゾートなどがあって、優雅な雰囲気で風景を眺めながら、食事が出来ます。このほか、北六甲や裏六甲には素敵なカフェやレストランが点在しています。本当は足があると良いんですが。北六甲にはオルゴールの美術館もあります。

神戸市内に泊まるのに飽きたら、神戸市北区にある有馬温泉に行かない手はありません。金泉、銀泉に浸かってください。温泉街に「ガレーリア・レティーロ・デオーロ」という雑貨を売る素敵なギャラリーがあります。家政婦さんは今回、ここで有馬温泉宿泊記念の品物を買い込んでいました。有馬の宿は「中の坊瑞苑」のような豪華な大型旅館に泊まっても良いですし、今回我々が泊まった「有馬山叢御所別墅」のように10室ほどですが、離れだけの静かな宿もあります。ただ1人旅だと、受け入れてくれる旅館は限られるかもしれません。

なお、神戸市内は大阪などと比べて、ホテルが案外お安いです。今回我々は最初の2泊をハーバーランドにある「ラ・スイート神戸ハーバーランド」のスイートルームを取りました。とても良いホテルでしたが、カップル客がやたら多かったので、1人旅の女性にはちょっと目の毒かもしれません😅。

神戸は市の西側の舞子・須磨・垂水エリアもオススメです。この辺は一転してリゾート地っぽい雰囲気で、神戸っ子に取ってはデートコースとして直ぐに思い付くところだと思います。そもそも今回の神戸デート旅行も、僕が高校時代、小林聖心のガールフレンドを連れて舞子あたりをデートしたという思い出話を神戸出身の家政婦さんにしたら、家政婦さんが「わたくしにもそういう思い出があったら良かったんですが」と残念そうと言うかすごく悲しそうな顔をしたので、「じゃあ僕と行ってみるか？」と声をかけたのがキッカケでした。

舞子なら舞子公園や舞子シーワールドがあり、泊まろうと思えば舞子ビラという古いリゾートホテルもあります。須磨なら須磨離宮公園か須磨海岸です。知名度はこれらより劣りますが、塩屋にも女性が喜びそうな可愛いお店が増えています。

女性へのオススメはこんなところですが、酒豪なら灘の酒蔵を訪問して利き酒を楽しむ手もありますし、阪神淡路大地震で大きな被害を受けてしまいましたが、長田あたりで神戸の下町の雰囲気を味わって、神戸のB級グルメである「ぼっかけ」や「そばめし」を地元民に混ざって食べる手もあります。

神戸は元町、三宮、北野をまず楽しんだら、あとは海側と山側を両方満喫してください。もし食べるお店に興味があるなら、旅行が終わった後で、今回のりおぽんチョイスもお教えします。