政府や中央銀行がこれだけ法定通貨の価値を毀損しようとするのは、インフレ税という形で国民から金を奪い取りたいからという意図もあるのでしょうか。

僕は政策当局者ではないので「意図がある」かどうかはわかりません。ただ「インフレ効果(通称、インフレ税)」は巨額の債務を抱える政府にとって悪い話じゃありません。そして通常の税と違って「取りやすい」のが特徴です。だから政府や日銀がインフレ税が発生しているのを承知の上で「放置している」ことは「ありそうだな」と思って見ています。

この税に対抗するためには、国民は「通貨の価値の毀損を上回るペースで資産を増やす」しかありません。それゆえみんなが投資に向かっているんだろうし、政府も投資を奨励しているんだと考えています。