
質問
2024年08月22日 回答
来年以降DRAMが圧倒的に足りなくなるのでその分価格上昇すると思うのですがいかがでしょうか。とはいえ来年夏頃には株価はピークを迎えそうですが。
回答
DRAMが圧倒的に足りなくなる、という予測レポートをモルガン・スタンレーなんかが出していますが、そのメカニズムはだいたい下記の通りです。
①2022-23年にかけて、大手メモリ半導体メーカーが大増産した結果、DRAMがダブついて、大量在庫を抱えたため、DRAMが値崩れを起こしていた。しかし大手メモリ半導体メーカーが生産調整に走った結果、在庫水準が正常化した2023年4Q以降、DRAM市況も急回復している。大手メモリ半導体メーカーはそれでもDRAMの生産量をまだ絞っている。
②メモリのうち、需要が絶好調と見込まれているのは、HBM(High Bandwidth Memory)やCXL(Compute eXpress Link)と呼ばれる、生成AIやデータセンター需要の高い先端的な製品。例えばNvidiaのGPUに搭載されているメモリはHBM。需要の伸びも高く、非常に高価格製品なので、大手メモリ半導体メーカーがこぞって注力している。HBMは各社大増産の計画だし、CXLは技術で先行するSamsungが今年4Qに製品を投入する見通し。
③大手メモリ半導体メーカーが生産設備をHBMやCXLに振り向ける結果、DDR4やDDR5の生産がさらに減少して、供給不足になる。当然、価格もさらに上昇する。
④またHBMはDDR4などのDRAMに比べると、素材であるウエハが2倍必要だと言われている。このためウエハの供給不足が発生する。
⑤HBMは半導体をウェハース構造にして、高密度で製造するので、まだ歩留まりが低いらしい。このため、HBMを増産すると、増産量以上に生産設備を消費する。
だいたいこんなところだと思います。この通りになるのか、僕は確言出来ません。
メモリ半導体というのは、価格が暴落すると各社が生産調整をして市況を回復させ、市況が回復すると各社が大増産をして、市況が崩れるーという歴史を繰り返して来ました。またその時、一時的に技術的に枯れた製品の需給バランスが崩れて供給不足になって来たのも一緒です。
ですから今回もDRAMの市況は回復するけれど、HBMが生産過多になって、値崩れを起こす可能性もあります。歴史を振り返ると、各社はいつも「今度こそメモリ需要はどんどん伸び続けるから」と言って大増産に踏み切って来たんですが。
また上記のようなメカニズムですから、メモリ市況の回復の恩恵を受けやすいメーカーとそうでもないメーカーに2分されると思います。どこも業績が良くなるわけではないです。大手メモリ半導体メーカーはHBMの需要次第です。DDR4やDDR5の価格上昇の恩恵を大きく受けるのは案外、台湾や中国の中堅メーカーだという可能性もあります。ただ株価はDRAM価格の上昇→好業績という連想が働いて、いったんは上昇する可能性が高いと思われます
一方で数年後には大手各社がHBMの大量在庫を抱えて、赤字に苦しんでいるかもしれません。これはどうなるか分かりません。
メモリ半導体メーカーに投資する方は、以上のようなパズルのピースをあれこれ組み替えて、完成させる必要があるでしょう。
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