教育に重課金しても優秀な大学に合格しない人達が沢山います。

そうね、塾だの予備校だのに通っているだけでは、血肉にはならないよ。僕は大学の受験勉強としてやったのは、高校の授業の予習復習をしっかりして校内模試に備えることと、駿台と河合塾なんかの模試を受けることだけ。特に受験のためという意味では、10万円もかかっているかどうか。これで1校も落ちていない。

他に英会話の家庭教師の先生に来てもらっていたけれど、これは受験のためではないしな。逆に高校時代は、小学生からFランの医大生まで家庭教師をしていたから、高校の授業料を除けば、高校時代の学習関連の収支はプラスだと思う。

自分で勉強する方法を知らない人はダメだよね。僕は税理士試験も司法書士試験も本代以外、ほぼゼロコストで合格できた。アテネフランセに通ったり、フランスにしばらく滞在したフランス語と、サラマンカ大学に短期語学留学をしたスペイン語、老婦人が自宅で教室を開いているのに通ったルーマニア語は、コストがかかっているけれど。

国家公務員試験上級職も外交官試験も、大学の仲間たちの研究会に出たぐらい。面接や官庁訪問をせず、テレビ局への就職を決めたから、これは「合格した」とは言えないけれど、どっちも筆記までは合格している。国家公務員試験は大蔵省や通産省のキャリアが狙えるレベルだった。

こういうものの試験勉強には、効率的なやり方があるから、どれだけそれに早くたどり着くか。漫然と塾に通い、漫然と参考書を開いているから、この手の試験が「難関」になる。