BMWを愛し続ける理由を是非語っていただきたいです。

BMWに乗り始めた理由は極めてシンプルで、僕が大学生時代に、姉貴代わりの従姉妹が付き合っていた彼氏がBMW乗りで、何度か乗せてもらって、「この車良いなあ。買えるようになったら買ってみたいな」と思っちゃったからです。「635CSi」というBMW史に残る名車にいきなり乗ったので、けっこう強烈な体験でした。当時の僕はホンダの「シビック3ドアハッチバック」に乗っていました。

車を買い替える時、いつも考えるのは、いわゆる高級車ではなく、ちょっとくだけたスポーティな車にしようということです。先の回答でSUBARUやホンダの車を挙げたのもこのためです。これまでの僕の車歴をメーカー別に言うと、ホンダにまず乗って、サーブの「900ターボ」の独特のエンジン音に魅せられて浮気したり、アルファロメオの「ブッソV6」搭載のヤツに乗ったり、ルノーの「シュペール5」にして妻から「乗り心地が悪い車」と叱られたりです。これらの遍歴を経て、満を持してBMWのE30乗っけた「M3クーペ」に乗り替えたわけです。

この車遍歴を見ていただければ、僕が「ちょっとくだけたスポーティな車」って言う意味が分かっていただけるんじゃないでしょうか。BMWに乗り替えてからも、別にBMWに忠誠を誓ったわけではなく、シトロエンの「C6」やアウディの「A6 3.0クアトロ」、SUBARUの「レガシィ　アウトバック」なんかが候補に挙がり、妻や娘を乗せて試乗、家族会議を開いた結果、BMWなって来ました。現在は「X5M」と「M8 グランクーペ」の2台を使い分けているというアホです。M8に乗り替える前は7シリーズのセダンに乗っていました。

僕は「カーマニア」ではまったくないんですが、「車を運転する」　のはかなり好きです。50歳を過ぎて、フランス人のアホと、「ポールリカール」や「イモラ」「モンツァ」といったサーキットへ行って車をかっ飛ばして来たんですから、相当のアホだという自覚はあります。カステラさんに、僕が調布インターから八ヶ岳の別荘に行くために降りる須玉インターの最高ラップタイムを言ったら、呆れられました。ついアウトバーンを運転している気になってしまいました。

モナコの「モンテカルロ」も乗って来ましたが、市街地コースなので、さすがにかっ飛ばすのは自重しています。「ニュル」は行き損ねています。

BMWは家族会議の結果、決まっているんですが、僕がBMWを選んでいるのは「走りが楽しい」から、そして「運転技術で明確に差が出る車」だからだと思っています。特にMはその印象が強いです。どうもこの血は娘に受け継がれたようで、昔は後部座席で必死に耐えていたんですが、現在では真っ赤な直6の「Z4 M40i」のカブリオレなんぞに乗っています。小柄な娘がこれに若旦那を乗せて走ると、かなり目立ちます。

僕には「メルセデスやトヨタ車は買わない」という変なポリシーがあります。70歳になったら免許を返上するので、せいぜいそれまでは運転を楽しみます。70歳になったら、北村薫さんの小説に出てくる「ベッキーさん」みたいなショーファーさんを探して、なんかの後部座席に乗って、シャンパンでもおとなしく飲んでいる予定です。その時には「ファントム」でももう「マイバッハ」でも受け入れますが、まずはベッキーさんみたいな人、いるかなぁ🤣。