豊島区、文京区、荒川区周辺で「ここだけは老朽化してもなるべく壊さないでほしい」と願う建物/建築物はどこかありますか？

豊島区はもう重要文化財になったから取り壊されないだろうけど、まず「自由学園明日館」。20世紀末に取り壊しが議論されたんだけど、壊されないでほんと良かった。「立教大学のモリス館」ももはや立教大学のシンボルみたいなものだから取り壊されないと思うけれど、残して欲しいものの１つ。

目白の「聖母病院」とか「目白ヶ丘教会」も、僕にとって「いかにも目白の風景」なんで取り壊されたくない。あと、目白駅から目白台に向かう「学習院」を中心にした街並みも、お気に入りだから変わって欲しくない。

これも文化財扱いになったからセーフだろうけれど、雑司ヶ谷の「旧マッケーレブ邸(雑司ヶ谷旧宣教師館)」。この洋館が雑司ヶ谷のシンボル。

フランク・ロイド・ライトの弟子のアントニー・レーモンドが設計した椎名町の「カトリック豊島教会」も忘れちゃいけないね。

残して欲しかったけれど今はもうなくなっちゃったのが、僕の池袋の青春の思い出である「文芸坐」っていう映画館。毎週末、「文芸坐地下」ではオールナイトで溝口健二や小津安二郎をはじめとする日本の名監督の名画を4本立てとかで上映したから、何度ガールフレンドと朝まで映画を観たのか数え切れない。まあ生まれ変わった新文芸坐も良いけど。

もう一つ、やたら高層化されている東京の行政庁舎にあって、旧千代田生命本社ビルの村野藤吾の名作「目黒区庁舎」と並ぶ、丹下健三の戦後間もない作品「豊島区庁舎」「豊島公会堂」も残して欲しかったけれど、今はノッポの庁舎になっている。いかにも古かったから仕方がないけど。

残る「西武池袋店」は現在全面改装中らしいけれど、どうなるんだろうね。

南長崎の「トキワ荘」は、手塚治虫、藤子不二雄、赤塚不二夫、石ノ森章太郎らが若き日を過ごした日本のマンガのまさに聖地だけど、「マンガミュージアム」になったから、これはセーフだろうね。

マラルメ、ポール・ヴァレリー、ヴィヨンを研究して、東大仏文科の隆盛を築いた名仏文学者、鈴木信太郎の記念館が新大塚にある。古い建物だけど、これは助かって欲しい。

ラスト。先述のアントニー・レーモンドに師事して、数々の名建築を残した建築家、吉村順三の「吉村順三記念ギャラリー」が目白にある。吉村順三のかつての仕事場だと聞く。こういう施設を運営していくのはめちゃくちゃ大変なのは知っているけれど、できれば残っていって欲しい。

豊島区だけでこれだけあるのに、古い建築物の多い文京区なんてとても書き切れないよ。

文京区ではとりあえず「りおぽん生誕の家」を残すことに努めるぜ🤣。離れの濡れ縁に座って、お池の錦鯉に餌をやるのがお気に入りなんだよ。何代目かもわからないガマガエルもまだいるしね🤣。