結婚と興信所について教えていただけますと幸いです。｜東大ぱふぇっとの米国株投資ブログ

質問

結婚と興信所について教えていただけますと幸いです。
現代でもそれなりの名家や資産家は親族が結婚を行う際に探偵や興信所を利用して、その人のバックグラウンドを調べるものなのでしょうか。
また興信所も探偵も警察とは違い何か特別な権限があるわけではないので、調べられる事はかなり限定的（資産状況や信用履歴、差別に繋がる情報などは調べられない）だと思うのですが、それ以上の情報を調べたい時はどのような手段を使うものなのでしょうか。

回答

話がまったく逆です。腕の立つ探偵であれば、一般警察以上、公安警察と同等かそれ以上のことが調査できます。警察には法の縛りがいろいろありますが、探偵にはそれがないからです。盗撮も盗聴も家宅侵入も、公にはともかく、お金次第ではやってくれる探偵はいます。

まず「差別につながる情報」の入手は、超簡単です。これは調べ方も決まっていて、大企業の人事部なんかであれば、やり方をだいたい知っています。やっているのがバレると大問題になるので、あんまりやらなくなっただけです。「信用履歴」も調べ方があります。この2つは半日もらえれば、僕でも調べが付きます。

「思想・信条・宗教」も調べようがありますし、「資産状況」や「過去・現在の異性関係」は、調査が非定型になるので、ちょっと時間はかかりますが、これもそんなに難しくはありません。「勤務先の前回の賞与の査定結果」だって、その気になれば調べられるかもしれません。「どんなAVが好みなのか」さえわかる可能性があります。もっと秘密にしておきたい性癖だって、お金さえ出せば、調べてくれる探偵がいると思います。

後はその名家だか資産家だかが、それを調べてくれる探偵や興信所に伝手を持っているかどうかと、その調査にどれだけお金をかけて、何を調べて欲しいのかに依存します。

僕の知り合いのある家元の場合、息子さんの結婚相手のお嬢さんについて、そのお嬢さんの過去の男性関係やご近所の評判、思想信条や勤め先の評価、学校時代の成績、親の評判や資産状況、宗教、そしてそもそもの家柄なんかを調査してもらっていました。そのお嬢さんの勤め先の上司や大学時代の恩師のヒヤリングなんかもしています。その結果、「良いお嬢さん」ということになって、結婚が決まっています。

名家だって、そんなことにまったく無頓着な親御さんもいます。ただ調べる方は徹底的に調べますし、それを調べてくれる探偵も、調べる手段もあります。