ここぞという時の贈り物には村上開新堂を使うとお見かけしました。

質問

ここぞという時の贈り物には村上開新堂を使うと何かの回答でお見かけしました。
うちも登録はされているのですが、最近はもう全く予約が取れず、、
りおぽんさんもここの予約は正攻法でされてますか？
それとも何かりおぽんパワーを発揮されてるのでしょうか？

回答

これは僕の方ではわからないんです。ただ、以前、開新堂さんは利用にあたって、「過去の購入履歴を見ている」と噂で聞いたことがあります。りおぽん家が開新堂さんを使うようになったのは、僕が生まれるより遥か昔の大正時代と聞いています。その頃から「お使い物は開新堂」ということになっていて、それを僕がそのまま引き継いだ格好です。単純計算で100年ぐらいの購入履歴があるわけです。お使い物だけではなく、誰かの誕生日ならケーキ、何かあればみんなでレストランのディナーといった形での利用履歴があります。

お店の方としても、こういう客に「いやいや最近は大人気だから1年待て」「長い行列に並んで注文しろ」とは言い難いんじゃないでしょうか。それではお店の存在価値がありません。僕は開新堂さんにそこまでのこだわりはないので、それだったら開新堂さんの利用をやめます。こうして古い客が1人離れるわけです。

でも、こういう古い客の利用があったからこそ、最近の開新堂さんの異常な人気があるわけでしょう。だからここ10年ぐらいに紹介で登録された方とは少し扱いが違うのかもしれません。これはお店の方で決めることなので、僕にはわからない部分です。あたり前ですが、聞けば、お客さんはすべて公平に扱っていると答えると思います。

ただ、それが老舗というもので、りおぽん家にはこういう古いお付き合いの老舗は、飲食店を含めてまだ他にもけっこうあります。いずれも入らない予約が入ったり、注文内容で若干の無理が効きます。だって昔はそれが出来たんですから、出来なくなればサービス低下です。そうなればそれはもう老舗でもなんでもなくただの古いお店です。僕としては、こういう老舗を開拓してくれた祖父母、曽祖父母にお礼を言うしかありません。

開新堂さんへの注文は、昔ながらの方法でやっています。いまさら今のご店主に「これからは何ヶ月に1度の注文日に予約してくれ」なんて言われたくないし、そうなったら利用をやめるだけです。

僕が利用するようになってからでも、40年は経っています。ただそれでもやっぱり焼き菓子の予約は入りにくくはなってきました。急ぎだと生菓子などになります。