質問
2024年04月04日 回答
中国株って一部除いて全体的コテンパンにされてますが、バリュエーション的に安い株も多いと思います。また中国共産党も今の株安に対して不満は持ってる筈なので、何らかの刺激を追加投入する可能性もあります。
りおぽんさんは中国株に近い内に資金は戻ると思いますか?
回答
一番投資で失敗しやすいのは、「割安感」や「値頃感」から投資することなんです。「高値覚え、安値覚え」はよく投資判断を誤らせます。中国株がやたら売られて割安感が出ているから買うのではなく、中国株が上昇するに足る、ちゃんとした理屈立てが必要だと思います。
中国株の下落が止まらない要因は、①中国経済の減速と先行き不透明感、②土地バブルの終焉とそれによる資産デフレ、③それによる不動産セクターの経営悪化、④これらの問題に中国政府があんまり効果的な手を打てていない現状に対する失望ーーの4つだと僕は分析しています。中国株が再び上昇するには、これらのいくつかが改善される必要があります。
①で見るべき指標は、「外国企業の対中直接投資額の推移」ではないでしょうか。これが昨年は1993年ぶりの低水準になったわけですから、中国経済も中国企業の業績も冴えなかったんでしょう。中国政府は金利を抑えることで回復を図ろうとしていますが、今のところ、調査では2024年も横ばいあるいは若干の削減になりそうです。
そして外国企業が中国への投資に慎重になった要因の一つに、トランプ大統領がやった対中政策とそれによる米中貿易摩擦があるでしょう。中国本土に生産拠点をどんどん移していた外国企業は、あれでサプライチェーンの中国依存が高すぎるとヤバい、これは潜在的なリスクだと考えるようになった。日本企業なんて、これが鮮明です。
「投資の削減もさすがにもう底だろう」と考えることはできます。ただもしまたトランプさんが大統領に選出されれば、企業にこの連想は働くでしょう。
②の土地バブル問題は、正直言ってよくわからないです。空きマンションが1億戸はあるという噂もありますが、中国ですからこの真偽が確かめられません。入居者がぜんぜんいない幽霊マンション群が実際にあるところまでは、確からしいですが。
気になるのは、中国も少子化が進んでいるはずなのに、若年層の失業率が上がっているという情報もあることです。とあれば、「新規不動産の買い手」が不足します。これらの問題が改善されるか、住宅用不動産関連の指標を注視するしかないんですが、中国国家統計局が発表する「中国住宅価格指数」は前年対比でここんところ急落し続けています。さすがにもう底だと思いたですが、現状でマイナスであることは変わりません。一番悩ましいのは、この数値が本当に信頼できるかどうかです。昔の指標は大本営発表でしたから。
これが改善されないと、③はいつ破裂するかわからない時限爆弾のままです。でも一番よくわからないのは、習近平が心の底で、資本主義経済だのなんだのを、心の底でどう思っているか、です。なんか資本主義の論理なんてあっさり無視しそうな怖さが常に付きまといます。
追い詰められた独裁者が最後にやるのは、外国に戦争を仕掛けることです。でももし台湾有事なんてやったら、世界が制裁をして、中国株式なんて吹っ飛ぶでしょう。
以上のようなことをじっくりと勘案して、僕は「中国株式は確かにもう底に近いのかもしれない。だけど今手掛けるリスクが大き過ぎて、メリットに見合わない」という結論に至りました。確実に底打ちが判断できてからでかまわないという判断です。
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