麻雀で勝つポイントはどのようなことでしょうか。

麻雀の下手な人の特徴は、「毎回勝負に行くこと」です。配牌とツモの調子から、「今回は降りる」かどうか見極めて、降りると決めた時には、途中で変な色気は出さないのが第一です。

また、高い手を狙っているときも、それが上がれる確率を常に計算して、相手がリーチをかけてきた場合などは、その確率と振り込んで痛い目に遭った時の失点を予想して、降りるかどうか判断します。「高い手を狙って振り込む」ということですが、高い手はその分上がれる確率が低いです。振り込んだ場合の失点も考えて、ちゃんと期待値を計算しているんでしょうか？

このように麻雀は「進退を判断すること」がとても重要なゲームです。下手な人は自分がたいした手ではないのに、終盤でもドラを切ったりします。これがカモへの第一歩です。麻雀は4人でやるゲームですから、4回に1回上がれば十分と割り切ることですね。和了確率なんて25%もあれば上出来なんですが、この1回を最低でも5200点以上にします。そして極力振り込まないようにします。安い手でも上がりに行くのは、相手が上手で微差勝負になると予想するか、オーラスでトップを逃げ切りたい時なんかです。

本当に麻雀に勝ちたい場合は「上がる」より「振り込まない」ことの方がずっと重要です。半分遊びなら、たまに「振り込んでもいいや」で牌を切りますが、勝たなければならない勝負では、僕はぜったいにそういう感覚では牌を切りません。切るのは本当にその日の勝負を賭けた時だけです。これは投資にも通じますが、下手な人は「悔しくて撤退できません」。見てればそれがわかるので、「ああこの人は降りてこないから、終盤でも危険牌だって切ってくれる」と推定して、それを狙い撃ちします。

もうちょっと上のレベルで勝負する場合は、捨て牌から相手の手配を想像するゲームになります。リーパイする人が大半ですから、どこら辺から切ってきたのかで、その辺にどんな牌があるのか、推定の精度を上げます。これをやっていると、余っている牌もだいたい推定できるようになります。相手が勝負好きだったら、リーチをかけてやっぱりそれを狙い撃ちします。

この辺が出来るようになれば、まずまずの中級者だと思います。